だらだらかーどげーむ

染め上げろ、隣の土地は赤く見えるぞ

【M:tG】「モダンホライゾン」発表!【新しい風】

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先月末、マジック公式から「モダンホライゾン」なる拡張の販売が発表されました。

 

 


mtg-jp.com

 

以下公式の説明です。

・6月14日発売の『モダンホライゾン』には、モダン向けの新たなカードが249種類収録されます(基本土地を合わせて254種類)。

・モダンでは使用できなかった再録カードやまったく新しいカードが含まれるこのセットは、モダンとマジックの豊かな歴史を記念する製品になるでしょう。

・『モダンホライゾン』のMagic Onlineへの実装は6月13日です。

 

2月の初め頃に公式が「モダンに新しい風を吹き込む」みたいなことを言っていたので、何かしらは来るだろうと予想はしていたのですが、こうもモダン限定どーん!拡張を持ってくるとは思いもしませんでした。

 

 

「モダン向けに刷ってしまうとスタンダードでOPになりかねないけど、過去のカードが強すぎてモダンの環境が変わらないのもどうなのか」という二律背反をこういう形で解決してくれるのは僕的にかなりありだと思います。

現在のテフェリーさんのように、レガシー級のカードを刷ってしまうと値段も跳ね上がってしまいますからね…

新ラザーヴさんも同じ下環境で使われる神話レアなんですけど、どうして安いんでしょうかね?

 

 

しかし全245種類の新しいカードを作るなんて、ずいぶんとでっかいことやりますね。

剥いて出てくるカードはすべて知らないカード、しかもモダン級!なんてわくわくが止まらないじゃないですか。

ただ「レガシーリーガルモダンイリーガル」な立ち位置のカードを採録してほしいという僕の儚い夢は潰えてしまったわけですが…

【JPN】《アルゴスの女魔術師/Argothian Enchantress》[EMA] 緑R【JPN】《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》[UMA] 金R

追記:説明を良く読んだらモダンで使えなかったカードの採録もすると書いてありました。

新しいカードとは「モダンで使えるようになる新しいカード」 の意味だったのですね。

悪意の大梟や目くらましなんかがアツいですね。

 

プレリリースが行われるようなので、すべてがすべてモダンで通用するカードパワーではなくリミテッド用のカスコモンなども新しく刷られるのでしょうね。

今までのスタンダード拡張だとコモンアンコモンはその拡張のキーワード能力を雑にくっつけることで数をかさ増ししていましたが、今回はモダンに向けての拡張。

昔のキーワード能力が復活する、なんてサプライズがあったりするとアツいですね。

個人的には調査を行うカードがもっと欲しいです。

《スレイベンの検査官》《不屈の追跡者》のような使い勝手の良いカードを所望します。

【JPN】《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》[SOI] 白C【JPN】《不屈の追跡者/Tireless Tracker》[SOI] 緑R

 

 

現在発表されているカードは2種類。

《陰謀団の療法士》《慈悲深きセラ》となっています。

 

陰謀団の療法士

《陰謀団の療法士》

1マナ1/1と軽いボディのホラーです。

戦闘前メインフェイズ開始時とタイミングが限定されていますが、《陰謀団式療法》のフラッシュバックを使うことができます。

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EDHプレイヤーとしてはハンデス効果よりフラッシュバックコストのクリーチャーをサクれる効果ばかりを使いがちですが、モダンのハンデスが弱いはずはありませんね。

 

《陰謀団式療法》をそのままモダンに入れてしまうと《若き紅蓮術士》とのコンボがやばすぎる、と判断されたのでしょう。

ヤンパイセラピーコンボはレガシーでも使われますから、クリーチャーにして当然と言えます。

 

《陰謀団式療法》とこのカードを比べてみると、

 長所

・1/1/1威迫と殴るにはもってこい

・クリーチャーなので回収が容易

(例えば《若き紅蓮術士》を用いる「マルドゥパイロマンサー」であれば《コラガンの命令》で無理なく回収できる。)

・維持とコストの確保さえできれば3回、4回と発動が可能

短所

・1ターン目に撃てない(戦闘前メインフェイズ開始時なので)

・追加で生贄が必要コストが必要なので、どうしても汎用的なハンデスに劣る

・とにかく返しで処理されやすい

といったところでしょうか。

 

どうやっても使い心地は劣るでしょうが、本家にはない強みも持っているのではまるデッキがあればかなり面白い動きをしそうです。

《台所の嫌がらせ屋》等と一緒に《集合する中隊》で相手ターンに出し、そのままメインフェイズ開始時にハンデスする…のはさすがに弱いですかね。 

f:id:yoshida114514130:20190304070745j:plain【JPN】《集合した中隊/Collected Company》[DTK] 緑R

 

 

 

続いて2枚目。

 

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《慈悲深きセラ》
新しいタイプ「セラ」を持ったプレインズウォーカーです。

 

+2:ターン終了まで飛行クリーチャーに₊1/₊1修正
-3:4/4飛行警戒持ちの天使を生成
-6:《崇拝》の紋章

 

確かに4マナにしては強めの能力を持っています。

どこかで見た、という既視感の正体は同じくダブシン4マナで、小マイナスでトークンを出す《野生語りのガラク》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》でしょうか。

【JPN】《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》[LRW] 緑R【JPN】《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》[BFZ] 白R

 

《崇拝》紋章というだけあって、《崇拝》の後ろの像はセラさんなんでしょうかね?

【JPN】《崇拝/Worship》[8ED] 白R

 

 

 長所

・着地したターンに4/4飛行警戒の天使を出せるため、盤面を作れると同時に結構固くなる

・コストが4なので《コジレックの審問》に引っかからない

・₊能力と生成能力がかみ合っており、4回殴れば勝てる

・圧倒的イラストアド

短所

・アドバンテージがなかなか取れない

・攻める能力と守る能力の両方を備えており、どっちつかず

 

 

 4マナで4/4飛行警戒のトークンを出せ、さらに生き残ることのできるPWというだけでも存在価値はありそうです。

ただしここはモダンフォーマット。普通に盤面をとるだけでは勝てません。

盤面をとる速さ、盤面に出る大きさ、盤面でのシナジーコンボのどれかがないと勝てないのです。

そこのところで頭一つ抜けられないな、という印象を受けました。

稲妻耐えるトークン出せるのは結構強そうではあるんですけどね。

まぁ稲妻あるならセラ本体焼かれますか。

 

 

活躍できそうなデッキは「青白スピリット」でしょうか。

飛行の強いクリーチャーがたくさん入っているうえに、実質スピリットに必要なロード能力なので相性がよさそうです。

《聖トラフトの霊》の後に着地させると恐ろしいことになりそう…

普通のクリーチャーより柔軟に立ち回れるのもグッドですね。

 

 

 

 

カードの紹介は5月から始まるようで、若干の期間がありますね。

今回はカードによってはモダン業界になかなかの衝撃が走りそうなので首を長くして待ちたいと思います。

 

ところでナンバー「MH1」って…第2弾以降も考えているんでしょうか…?