【M:tG】神河:輝ける世界プレビュー【神話レア編】
お世話になっております。
神河の新カードレビューでもしたいと思います。まずは神話レアから。
赤の神話レア
《燃え立つ空、軋賜》
・死亡誘発を持つ、ドラゴン・スピリットサイクルの1枚
・サイクルの中で唯一4マナ、何時除去されても腐らない優秀なPIG
・《黄金架のドラゴン》と特に相性が良く、色も能力もぴったり
・最悪手札でダブついてもレジェンダリールールでねらえ宝物生成
当時のスタンで好きになった人も、アイマスで剥いて嫌いになった人も、皆さんご存じ神河のドラゴンサイクルが転生した姿です。このカードに限った話ではありませんが、神河の名前は一発変換できないので煩わしいです。1枚1,100円ほどの予約価格ですが、安いと感じています。スタンダードの4/4/4赤単ドラゴンは他にも《力線の暴君》や《月の帳の執政》が存在しますが、《蜘蛛の女王、ロルス》や、各種青いウィニーに負けないトランプル持ちが次環境から大事になってきそうなので、期待が高まるルーキーです。
特に《英雄たちの送り火》でサクッて《黄金架のドラゴン》に繋げ、黄金架の攻撃誘発で合計宝物が4つも生成されたりしたら、さすがにゲームに勝利するでしょう。《マグマ・オパス》も撃ち放題です。
《爆発的特異性》
・今回赤単色の神話が2枚だけで驚き
・なんちゃって「召集」効果を持つ超重いダメージスペル
・《ゼロ除算》禁止によってワンチャンが通しやすくなった気もする
・《火による戦い》や《ウルザの激怒》に比べると、省エネモードがない分やや取り回しにくい部分も?
急に赤に渡されたなんちゃって召集付き火力です。召集と違う部分は、赤マナをしっかり払う必要がある点。《感電の反復》で打ち込めば20点簡単に届きますが、赤青と言うデッキの特性上あまり相性は良くないように感じます。え?種となる鳥がたくさん出てきて、さらに自分の土地がアンタップする呪文があるだって?なんてこった!
警戒を持つトークンをたくさん出せる白と合わせて、最後の押し込み火力として使うのが最も簡単で分かりやすい手法ですが、それでも過剰打点になりやすそうです。4体タップして6マナくらいまで落とし込めば、意外とプレイアブルに見えなくもないですが…評価は難しいです。
青の神話レア
《渦巻く空、開璃》
・青で「渦巻く」なんて言っちゃって、期待させてくれる1枚
・タフネス6に護法3、死亡誘発とまるで噛み合わない生きたがり
・「はぁー俺死にてぇわー」とか言いながらいっつもため息ついてる痛々しい中学生みたいなやつ
・死亡誘発も正直微妙…
青のドラゴン・スピリットサイクルは、でっけぇ肉体と護法を持った圧倒的フィニッシャー。ここまで重いのであれば、1マナ足して《船砕きの怪物》を採用した方が正直よさそうな気がするのは僕だけでしょうか。
死亡誘発はパーマネントを除去するモードか墓地を肥やしてアドを稼ぐモードと、どちらも後ろ向きながら堅実なもの。しかし、護法3が邪魔してあんまり死にそうにありません。一応《ゼロ除算》が禁止されたので、通りやすくはなったと思いますが…評価は難しい1枚と言えるでしょう。
とは言え、通ると大抵のデッキは苦しめられることになると思うので、青筋立てたくない人は《悪意の熟達》を採用しましょう。
《肉体の裏切り者、テゼレット》
・すっかりおなじみとなった、常在型能力を持ったPW
・+連打で強い、近年ピリッとしないPWの中ではなかなかやる方
・代わりに-2がめちゃんこ弱い、機体を動かすなら《大いなる創造主、カーン》の方が上手そう
・-6の紋章は効果の割りに結構軽い。プラスを連打して即奥義を目指せ!
いっつもストーリーの裏で暗躍してる右腕オサレおじさんです。黒が混ざったり青単になったり忙しい彼ですが、今回は最近多い青単での登場。
ファクトをたくさん採用さえすれば、+で純粋に手札が増えるナイスなデザイン。こういうPWを待っていました。ファクトの起動コストも安くなるため、近年多い2マナ払って1ドロー系が非常に使いやすくなります。-6も優秀で、機体が殴ったりマナファクトを倒すだけでガンガンアドを稼げるため、奥義の名に恥じない良効果です。久しぶりに活躍が期待できるアド稼ぎ系PWが登場したのではないでしょうか。
緑の神話レア
《果て無き空、空羅》
・緑のドラゴン・スピリットサイクルは後続に全てを託すつつましい性能
・土地であればなんでも持ってこられることから、上ではミシュラン、下では《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》や《トレイリア西部》など柔軟なカードをサーチできる
・トークンを出す能力も、《エシカの戦車》などと非常に相性の良い効果で場持ちも良く◎
・飛行接死ブロックで、憎いアイツの《濁浪の執政》をぶっ倒せ!
緑のドラゴン・スピリットは緑らしい土地サーチと、x/xのトークン生成。緑で5マナはそこまで重くなく、死んでも後続が続くという点においては、攻めっ気の強い緑を入れたデッキにもってこいの性能かもしれません。土地サーチは何でも持ってこられるので、2色ランドや起動型能力を持つ土地など、多色のデッキの方が活躍の幅も広がるかと思います。トークンを残す方のモードも、コントロールや盤面の取り合いの時に非常に重要になってくるので、余すところなくしゃぶりつくせる良神話だと思います。
こういったカードは《蜘蛛の女王、ロルス》で止まってしまうので、別途対策が必要となってきますね。
《西の樹の木霊》
・ちょくちょく追加されていた木霊サイクルの1枚
・3/3/3とナイスなボディに地味な到達がきらりと光る
・基本土地を持ってくるものの、最近の多色は基本土地が抜けがち
・《結ばれた二人、ハラナとアレイナ》との相性が期待される
統率者レジェンズで急に東が来たかと思いきや、ついに今回西が収録され全方向の木霊サイクルが完成しました。
「改善されている」とは、装備品やオーラがついている、もしくはカウンターの乗っている状態のことです。緑は+1/+1カウンターをうまく使えるテーマなので、能力自体は簡単に誘発させられる気がします。
とは言え現在のスタンのデッキは、単色ミシュランや2色ランド、今回収録される伝説の魂力土地サイクルなど基本土地のスペースが狭くなりがちです。2色くらいでまとまったビートダウンが組まれれば、このクリーチャーも見る場面が増えるかもしれませんね。
《珠眼の寺守り//昇る星の残影》
・今回初登場の3章でクリーチャー化する英雄譚
・ラノエルを出しつつカウンターをばらまく、とにかく改善を狙える効果
・裏返ると逆《辺境生まれの保護者》のような性能に
・7/7飛行トランプルはさすがにデカい、生き物がどれくらい生き残るのか環境次第な一枚
神話の英雄譚が緑に登場。さすが神話と言った効果もりもりハイスペックな1枚となっています。1章でラノエル相当のクリーチャーを出せるのはかなりありがたく、次のターン5マナ使えることにより《レンと7番》や《蜘蛛の女王、ロルス》のような、展開のできる強力なPWに繋げることができます。
裏返るとマナの続く限りクリーチャーを強化できる効果に加えて、条件達成で5/5バフと展開からフィニッシャーまでこなせるナイスな汎用札となってくれます。今の所これ!ってデッキは思いつきませんが、活躍が期待できる1枚ですね。
黒の神話レア
《真夜中の空、殉至》
・黒のドラゴン・スピリットはサイズ、効果共に高水準な仕上がり
・5/5飛行威迫は相当厄介で、飛行対策に申し訳程度に入った到達持ちをあざ笑うスペック
・重いクリーチャーもリアニが可能なので、《真紅の花嫁、オリヴィア》なんかと組み合わせると厄介かも
・黒いミッドレンジは個人的に好みなので非常に期待
黒のドラゴン・スピリットはなかなかに渋い玄人好みの1枚となっています。黒いカードはスタッツが低いと言われたのも今は昔。《ドラゴンの火》で5点出せるのは、2マナ除去の弱いスタンではありがたいところです。
死亡誘発は《精神的苦悶》か条件付きのリアニ。自身を吊れないようにドラゴンでない縛りが課せられているので、《黄金架のドラゴン》や《イマースタームの捕食者》、D&Dのクソデカドラゴンは釣れないのが悲しいです。後は多相持ちも割を食っています。
場持ちが良く手札を刈り取っても嫌な顔をされるため、まさに曲者と言えるでしょう。素敵な居場所が見つかるといいですね。
《月の賢者の養子、ナシ》
・霊気紛争の読み物でちらっと出ていたタミヨウの養子が5年ぶりの伏線回収
・まさかの人ではなくネズミ(タミヨウも厳密には人間ではないけど…)
・戦闘でトップ追放と《原初の嵐、エターリ》のような効果を持つ
・マナの支払い方が《ボーラスの城塞》っぽくて黒を感じる
伏線となっていたタミヨウの養子は、まさかのネズミの忍者でした。戦闘ダメージをトリガーとする効果と忍術の相性は抜群で、さらにライフさえあればハイカロリーなカードもこちらのものにすることができます。プレイなので土地をめくっても無駄になりにくく、意外と堅実です。問題は3黒と結構忍術コストが重いことと、タフネスが2しかないのであらゆる火力除去に引っかかってしまう事です。一度出てしまうと、回避能力もない貧弱スタッツのせいで棒立ちとなる展開も多そうです。神話なんですし、接死ついてても誰も文句言わなかったでしょうに。
程よいランダム性と、決まればゲームを破壊するパワーを持つことから、EDHデッキでの採用は非常に面白そうです。しかし、上忍術ではないためジェネラルには不向きでしょうね。
《鬼の刃》
・それ自身が生きている装備品、換装シリーズの1枚
・2/3/1威迫でぺちぺち殴りながら、場が均衡すると自分のクリーチャーを5/5威迫にしてさらに殴れる攻撃的な性能
・装備したクリーチャーは名前がそのままでデーモンとなるため、《リリアナの契約》と相性が良い
・強くなれる理由を知った 僕を 連れて 進め (5/5威迫)
鬼の力を宿す刃です。特に深い意味はありませんが、国民的アニメのアトモスフィアを感じます。立ち位置としては真逆ですけど。2/3/1は最近の黒のクリーチャーによくみられるサイズですが、特にデメリットがなくむしろメリット持ちなのは神話の風格を感じます。カードプールが増えれば増えるほど、《棘平原の危険》は枠を追われてきそうなので、完全に絶滅した時がねらい目でしょう。
装備品でありながら装備を持っていないため、《純鋼の聖騎士》のような「装備コストを○○」と言った能力とケンカしてしまいます。
《リリアナの契約》と相性が良いともっぱらの噂ですが、それ多相持ちで良くないか?と言う野暮な質問はノーサンキューでお願いします。I don’t need you!
白の神話レア
《夜明けの空、猗旺》
・白のドラゴン・スピリットは警戒持ちのいやらしい能力
・常用漢字でもなんでもない「猗」、今時は小学生でも読み方がわかるらしい
・死亡誘発は展開か全体強化、真逆の能力なのでどんな状況にでも対応できる
・とは言え全体強化が強い状態だと既に勝っていそうだし、展開は運ゲーだしで何とも言えない
白のドラゴン・スピリットは死亡誘発で素晴らしい提案をしてくる1枚。5/5/4飛行警戒はなかなかのスペックであり、殴り返しに《黄金架のドラゴン》などと相打ちブロックを仕掛けて死亡誘発を決めたりとタフ4もそれほど気にならなさそう。
死亡誘発は7枚見てパーマネントを合計4マナになるように出すか、自軍全体にカウンターをばらまく効果。7枚見て4以下になるように展開する能力は一見爆アドに見えますが、土地は出せずインソーは唱えられません。その調整、練り上げられている。
一応そのままでは唱えられない《水蓮の花》や《モックス・タンタライト》のような、0マナでお得なカードを大量に踏み倒せる点は至高の領域に近いものを感じますが、このカードを出して死亡させてようやくマナファクトを展開してどうするんでしょうか。全体強化も弱くはないのですが、そもそもトークン生成のカードはインソーの得意分野なので、やっぱりかみ合わなさが目立ちます。
《放浪皇》
・灯争大戦でポッと出のPW《放浪者》は、まさかの神河のお偉いさんだった
・世にも珍しいインスタントタイミングで出すことのできるPW
・バットリに除去と、インスタントタイミングで出せる強みをフル活用した美しい一枚
・でもそんなに顔は美しくないですね
多くの謎を残していた「放浪者」が、ついに神河でそのヴェールを脱いだ1枚。偉すぎて正体は明かしても名前自体は明かさないガードの堅さ、オニキス教授も見習ってほしいものです。
展開、除去、さらにはバットリと、白の4マナPWとしては《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》に勝るとも劣らない性能を持ちます。スタンダードでは特に青を含んだコントロールで活躍しそうです。存在をちらつかされたら、攻める側としてはタフ2以下では殴れなくなりそうです。そして中途半端なパンチになるとスルーされて《記憶の氾濫》を撃たれるという。そんな情景が浮かびます。《黄昏の享楽》で出たトークンを強化しながら殴るのも結構面白そうです。
その他の神話レア
《漆月魁渡》
・イラストに原哲夫先生が採用されるというスーパーVIP待遇のポッと出PW
・3マナで展開しつつ、返しに殴られることもケアする狡猾なフェイズアウト
・3マナPWに毎ターンドローされるの、非常に屈辱を感じる
・モダホラ3では肩に乗ってる「ポンポンちゃん」が、1マナの壊れ神話レアになるともっぱらの噂
相変わらず読みにくい名前の忍者PWです。肩に乗っている生き物は「ポンポンちゃん(英語原文ではPonponchan)」と言う名前らしいです。3マナでありながらプラスでドローできる能力を持ち、残念スペックだった《王家の跡継ぎ》での失敗を取り返せるのか期待がかかります。
忠誠値は低く、トークンを出すと死にかけますが、殴り返しケアでフェイズアウトするため行動保証があるのはさすが忍者、汚いと言わざるを得ません。青黒のアグロデッキと言えばゼンディカーで登場したならず者を思い浮かべますが、果たしてエルドレイン無き今このカードの登場で再興なるのでしょうか。そしてイラスト違いはいくらになるのでしょうか。動向から目が離せません。
《完成化した賢者、タミヨウ》
・公式プレビューの最後で人々を混乱と狂乱の渦に陥れた問題作
・Φマナの再登場とは恐れ入った、ちゃんと調整も入って運営の本気を感じる
・墓地のカードのコピートークンを生成するため、《エシカの戦車》自体をトークン化することも…
・奥義で薄い本を生成することから、完成化とはそういう事なのかもしれない
まさかの完成してしまった、みんなの良心タミヨウさん。アノアデザインさんはあんな漫画を描いた直後にこんな仕打ちを受けて、どう思うのだろうか…。
【4コマ漫画】いよいよ来週より始まる『神河:輝ける世界』のカードプレビュー期間!今回もプレインズウォーカーたちが、自らの出演を(勝手に)予想する会議を開いているようです
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) 2022年1月19日
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ストーム値のえげつないΦマナの襲来に、古参PWの皆さんは急激な頭痛と吐き気に苛まれたことでしょう。
能力としては+でタッパー、小マイナスで墓地のカードのコピー生成とどちらも優秀な能力ですが、どちらも最近の緑青としての能力とはちょっと珍しい気がします。奥義で自作の薄い本をドロップしますが、紋章と違って一瞬で除去可能なので、一応5マナのPWの奥義としてはちょっと物足りなさがあります。
ちなみにこの薄い本、月に封印したエムラクールのことが書かれているアレじゃないでしょうか?ジンニキがエムラのことを知ったらこの多元宇宙、一体どうなっちゃうの~?
腐女子以外、誰の目にも見えぬその穴は男の尻に隠れ蠢く、性の乱れの根源であるという。それを見つけ描き記すことが、彼女らの使命なのだ。
《精霊の姉の召集》
・非常に神話らしい面白い効果を持ったエンチャント
・Sister(姉)(直訳)
・このカード自体がエンチャントなので、《全知》や《騙し討ち》などを釣り上げられる
・墓地を肥やす手段さえあれば、シャークトレードし放題
自分の墓地と場のパーマネントを入れ替える、面白い効果を持った1枚です。種となるパーマネントも吊り上げるパーマネントも、マナコストに制限がないため、墓地を肥やす手段さえあればやりたい放題できます。
このカード自体もコストに充てることができるので、墓地の《全知》を釣り上げられるとTwitterでもちきりでした。エンド時の《全知》がどれほど強いのか非常に懐疑的ではありますが、コンボ全振りじゃなくてもしっかり強いのはパーツとしてのポテンシャルを感じます。
個人的には《エシカの戦車》のトークンをサクって《アヴァブルックの世話人》を出してみたいです。色が合わない?知らなーい。
《碑出告が全てを貪る//全てを貪る者の器》
・広範囲な除去、墓地追放、クロック生成と、3マナとは思えない器用な1枚。
・トークンと軽いクリーチャーを吹き飛ばす、下環境であればあるほど強そうな1枚
・クリーチャー化した後もそれなりに強いので、メタカードだけ引いてクロック足りずに負けるみたいなあるあるも低減
・多分碑出告がルールスデッキにボコボコにされてブチ切れたところを描いている英雄譚
英雄譚かつメタカードと言う、前衛的な1枚。碑出告はEDHでとんでもジェネラルの一角を担っているので、当時プレイしていなかったプレイヤーでも大体みんな知ってる名前なのではないでしょうか。
効果としては1マナ以下のパーマネント一掃、墓地追放、それなりのクロック着地と非常に多彩。スタンダードではウィニーとトークンの粉砕、パイオニアでは《魔女のかまど》もろともジャンドフードの悉くを粉砕、モダンではハンマータイム、グリクシスシャドウ、ジャンドサーガ…と枚挙にいとまがありません。
下環境でも十分活躍の見込めるカードであり、予約価格は現在1,180円前後とやや高めですが、今のうちに手に入れておいた方が良いと感じますね。
《神の乱//顕現した大口縄》
・世にも美しいカラフルな英雄譚
・フルパワー《白日の下に》で撃てないことが非常に歯がゆい1枚
・mtg難読漢字ランキング上位「大口縄/おおかがち」
・The kami war(直球)
カラフルなマナコストに強力な効果、自身が極太クロックとしての裁量も持ち合わせるこれぞフィニッシャーと言う1枚が神話レアで堂々の収録。EDH専用カードでめちゃくちゃ弱いと名をはせる大口縄さんが、ついにスタンに襲来しました。
すぐに考えつくのはやはり5c《ニヴ=ミゼット再誕》での採用でしょうか。しかしながら、このデッキは色マナを捻出するのが得意なだけであり、3色以上のカードは《創造の座、オムナス》レベルでないとそう簡単に採用されるものではありません。二ヴのサーチでは持ってこられませんし、《白日の下に》でも触れない6マナです。残念ながら居場所は確立できないでしょう。
一方で現在のスタンであれば、2色ランドと《世界樹》の存在から、1枚程度なら忍ばせておいても問題はなさそうです。他のマナコストがとんでもない呪文と合わせて、お祭りデッキを組み上げてみるのも楽しいかもしれません。