【M:tG】EDHプレイヤーが語る「ラヴニカの献身」【《高塔の憑依者》は統率者たり得るか？】

「こんにちは。

これから、「ラヴニカの献身」で登場した伝説のクリーチャーたちを、統率者としての素質があるかどうかの視点で見ていきたいと思います。

今回はこの子。

 

《高塔の憑依者》

黒い伝説の吸血鬼。

ボックス購入特典なので少しお高いが、どうもスタン級の性能ではなさそうなのであまり高騰することはなさそう。

・黒単で6マナ3/3とド貧弱なボディ

・飛行絆魂となかなかの能力

・パンチするたびに防御プレイヤーにハンデス要求

・カードが対戦相手の墓地に置かれるたび、このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを乗せる

強み

・一応貧弱ながらも自身を強化できるため、殴りジェネラルとしては優秀。

・「カードが対戦相手の墓地に置かれたら」とパンプアップの縛りがガバガバなため、 LO系・サクリ要求のカードと非常に相性が良い。

・飛行を持つためブロックされにくく、ダメージを通しやすい。

・黒い(+飛行持ち)ため、ある程度の除去耐性を持つ。

弱み

・黒単色という色拘束から、妨害エンチャントで容易に止まってしまう。

・殴りジェネラルに必要な装備品サーチ、オーラサーチがない(そもそも強化オーラがない)

・自身でアドを稼ぐ能力がない為、デッキの引きや回り方次第では何もできずに轢き殺される。

・一人にハンデス要求はあまり効果がない上、全員からヘイトを集めやすい

戦法、評価

自身ではアドを稼ぐ能力を持たないため、とにかく相手を殴って殴って殴り飛ばす戦法を取ることになるだろう。

デッキを組む際には、相手のパーマネントやライブラリー、手札などあらゆるリソースを墓地に送ってやるパーツが必要である。

 しかし黒色は自分の墓地こそ肥やせれど、相手のライブラリーを削ることはできない。

よって、様々な除去カードを入れたり、無色のパーマネントで地道に削っていくことが大切になる。

黒単でもできるライブラリーを削る系無限コンボとして、《血の長の昇天》《精神クランク》がある。

両方共そこそこ統率者と噛み合っているので、もし無限コンボが好きなら組み込んでみても良いだろう。

そうでもない人は《精神クランク》だけを採用するといい。

運用する場合、除去を多く採用する関係上手札がすぐ枯渇する。

黒いドローソースは豊富にあるので、多めに枠を取ってやる必要がある。

また、ジェネラルが重いためマナ加速も必須である。

速攻、除去耐性も補ってやる必要がある。

欠点は多く見受けられるが、能力がわかりやすく勝利へ直結しているので、初心者が最初に回すにはピッタリの統率者だといえる。

強くはないが、シンプルで拡張性のある性能なので

自己評価:70点

個人的におすすめのカードは《法務官の掌握》。

 

黒単はアーティファクトとエンチャントに触れず、枠も余り気味。

なのでこういったカードで相手のデッキから回答を探すことも必要になってくる。

最近のカードのように色マナを自由に支払えるわけではないので、採用する場合は単色でも5色土地や5色マナファクトを多めに採用しよう。