【M:tG】安レア杯に向けての調整【カスレア救済企画】
お世話になっております。
私事ですが、年末にある「安レア杯」に出場しようと考えています。
来たる年末、使用可能範囲がWisdome Guildで「150円以下のレアのみで構築されたカスレアモダン大会」をモダン会discordで行います。基本土地以外のコモン、アンコモン使用不可。カスレアのみです。
— C廃 (@ningentaiho) 2021年11月21日
日程決まり次第改めて告知しますが、興味持たれた方お気軽にお声ください!#MTG#MTGモダン
読んで字のごとく安いレアしか使えないデッキ構築大会です。
ちなみに神話レアもOKです。
一応どういったデッキで出ようかな~と構想はしていたのですが、年末思った以上に忙しくてここまで引っ張ってしまいました。
で、デッキを考えて気づいたんですけど、
土地弱すぎて安易に多色化できねぇ!!!!!
はい、大体わかりますよね。みんな大好きフェッチランド、ショックランド、ファストランド全部だめです。トライオーム?高い高い。スローランド?馬鹿言っちゃいけないよ。両面?スタン落ちしてから買うんだね。
ギリ使えるアンタップイン土地がM10ランドとバトルランド、チラ見せランドくらいです。M10はたまに150円超えます。
多色化を考えると、チラ見せランドとバトルランドは論外です。
後は神殿使ってくれって感じですかね。
つまり、皆さんがたくさん持っているであろう、そして救ってあげたいと思っているであろう《ジアドロン・ディハーダ》や《影の支配者、ダッコン》、《片目のガース》はまず使えないでしょう。残念でしたね…
そもそも軽い除去や手札破壊と言ったいわゆる「便利枠」自体、アンコモンでの収録が多いためデッキの形を保たないことが多いです。
こういった中でいくつかデッキを考えてみたので、ご覧ください。
デッキエントリーNo.1 エンチャントレス
まずはエンチャントレスです。
モダンホライゾン2で異常なまでの強化を貰い、また総じてカスレアなのがこの安レア杯の条件と非常に高相性でした。
ドローを補助する《女魔術師の存在》と《収穫の手、サイシス》に異常なまでのマナ加速を行う《聖域の織り手》。
耐性を付ける《真の木立ち》に引きこもる《独房監禁》など、枚挙にいとまがありません。
勝ち手段は《空位の玉座の印章》と《副陽の接近》。《サンドワームの収斂》は性癖で入れました。
戦い方はいたって簡単、エンチャントを並べてドローを加速させるだけ。
後は勝手にマナがたまり、クリーチャーを並べたり特殊勝利したりするカードが向こうからやってきます。
正直やってること自体モダンにそのままあるアーキタイプの劣化であり(《偉大なるオーラ術》が抜け、勝ち手段が《引き裂かれし永劫、エムラクール》から変更されたくらい)、カスレアの救済と言う点であまり的を射ていないデッキな気がします。
とても強そうなのとパーマネントによる超絶ブーストが気持ち良さそうなので、刺さる人には刺さりそうな気がします。
サイドボードのこだわりとして、エンチャント全破壊に対応して《一族の暴行》をぶっ放すと、返しに死ぬほどたくさんの3/3が殴れたり殴れなかったりラジバンダリ。
デッキエントリーNo.2 セレズニアトークン
イクサラン~ラヴニカ環境のセレズニアトークンを忘れられない人間がデッキを作るとなると、どうしてもこうなってしまうんですね。
パイオニアかな?ってリストですが、パーマネントに関しては最近のカードの方が強いのでしょうがないんです。
ささやかながらモダンホライゾン要素として、《新緑の命令》と《遺棄の風》を採用。
《新緑の命令》に関しては誰やねんお前って人がほとんどだと思いますが、マジでレア以上の軽いトークン生成カードってないんですよ。特に2マナになるとこれ以外ありません。《荒野の確保》でギリって感じです。
《遺棄の風》は、今まで白を含むウィニーが頼ってきた《ガラスの棺》系の除去が軒並み使えないので、本当にありがとうって感じです。《議事会の裁き》が無いと蕁麻疹が出そうになりますが、無いんだからしょうがない。
確実に基本土地の入る相手ばかりなので、いつものモダンよりかは少しだけ弱いと思われます。
勝ち筋は並べてバフして轢き殺す。全体除去?流されたらまた展開しなおすだけの話です。
《ベナリア史》や《軍団の上陸》が150円を切る安レアになったなんて、信じたくありませんね。何とも悲しいものです。
見向きもされないレアを救済する、こちらのデッキはそういった視点では「ウェルカム側」のデッキな気がしますね。
デッキエントリーNo.3 アブザンジャンク
「《先頭に立つもの、アナフェンザ》と《包囲サイ》が150円以下?よっしゃあデッキ決まったで!」
みんなそう考えていそうな気がしたので、無い頭を振り絞ってデッキにしてみました。
まずは昔のアブザンのリストからインスピレーションを得ようと思い開いてみたところ…
《ヴェールのリリアナ》!
《最後の望み、リリアナ》!
《思考囲い》!
《致命的な一押し》!
《闇の腹心》!
.........…
そもそもサイが採用されているリスト自体ほとんどないと言う。
まぁ今の環境なら《夢の巣のルールス》使うよねって話なんですよね。
再現が無理そうなので、ミッドレンジっぽく自分で考えて組んでみました。
ベースを緑黒、タッチに白とすることで極力色事故を防ぐ構成にしてみました。
まずは色を安定させるために5色出るマナクリを2種8枚採用。
《極楽鳥》も《森の女人像》も使えないので、パイオニアの底から攫ってきました。
一応2→4でサイにつながるので、褒めてやってください。
後は探しながらびっくりしたのがこの土地。
見つけた瞬間「始まったわ…」と思いましたね。
森を持っているので緑が出て、《コイロスの洞窟》の能力も持っている。
100%タップインですが、3色出るレアの土地でリーガルなのはこのカードくらいです。
ちなみに《フェイ庄の古老》や《カメレオンの巨像》を採用すれば微粒子レベルの確率でアンタップインします。
勝ち筋はビートダウンで殴り切る。コンボはありません。からめ手もありません。
ただただ直線的に、叩いて殴ってじゃんけんポンって感じです。
《ウルヴェンワルド横断》をもっと昂揚達成しやすくして、うまく活かしてやりたかったな…と言うのが本音です。
ただ、《忌まわしい回収》のような墓地を肥やす効果を持つカードは、ほとんどレアに存在しません。強いていうなれば《ウィザーブルームの命令》が一応墓地肥やしモードを持っていますが…
ちなみに《残忍な剥ぎ取り》は150円以上しました。何に使われているのやら。
《墓後家蜘蛛、イシュカナ》とか使いたかったんですけどね…
とは言え、使ってて楽しそうだなぁと思えるデッキには仕上がったと思います。
最後に
なんだよてめーセレズニアカラーしか組めないのかよと思った方。
申し訳ありません。
実はいろいろ考えていたんです。
最初やろうとしていたのは《艱苦の伝令》を使ったアーティファクトデッキ。
並行して考えたのが《奇怪な具現》のグッドスタッフデッキ。
これ両方ともパーツが足りなさ過ぎてあきらめたんですよね。
前者は軽くて美味しいアーティファクトが全く見つかりませんでした。
《アイ・オヴ・ヴェクナ》や《終わりなき地図帳》を見ながら、(俺は本当にこんなカードで戦っていけるのか???)と悲しくなって断念しました。
後者はサクッて美味しいエンチャントはたくさん見つかったのですが、如何せん出てくるクリーチャーが貧弱すぎてヤバかったです。
みんな使ってる《スカイクレイブの亡霊》や《創造の座、オムナス》は軒並みイリーガル。追い打ちをかけるかのように、色事故を防ぐ軽量エンチャントはレアには無い。
あまりにもバリューが低く、無理にバリューを求めると事故りそうだったので断念しました。
他には《怒りの天使、アクローマ》をブリンクして戦場に表で戻す「変異ブリンク」(ブリンクするカードがほとんどなかったので断念)や、
《オーブ・オヴ・ドラゴンカインド》と《精霊龍の安息地》で色事故を回避する「ドラゴンストンピィ」(使えるドラゴンが貧弱すぎて断念、《栄光をもたらすもの》さえ使えたら…)などなど
いくつもの屍を超えて今生きています。
こんな情勢ですが、皆さんも強く生きてください。
なんだっけ。
そうそう、「安レア杯」、皆さんも良かったら参加してみてくださいね。