【M:tG】安レア杯の結果とその後について【惨敗】
お世話になっております。吉田です。
この記事は、前回の記事の続きとなります。
yoshida114514130.hatenablog.com
実際にこの大会に参加してきて、どんなデッキを使用したのか、どんなデッキに当たったのか、成績はどうだったかについて話していきます。
使用したデッキ
私が使用したのは結局「セレズニアトークン」でした。
最終的にほとんど買い足さずに作成できること、セレズニアがどうしようもなく性癖過ぎること、《ベナリア史》が100円レアだなんて思いたくないことなどの理由で選択しました。
ちなみに、参加表明の記事を書いた後に参加申請したのですが、実はデッキレシピ中で使う予定だったカードが一部イリーガルだったというハプニングが生じていました。
と言うのも、リーガルカードプールは「昨年10月末時点で150円以下のレア・神話レア」と言う規定だったのですが、とにかく量が多いので、デッキレシピはリアルタイムのWisdom Guildで値段を調べながらの作成だったんですね。
そんな暴騰暴落はしないだろうと読んで。
そしたら、《遺棄の風》と《秋の騎士》が150円以下で売り出されていたのは11月以降からだったらしく、10月まではイリーガルだったのに、デッキ作成当時ではリーガルに見えるという珍事が起きていました。
スタン当時のセレズニアはアンコモン以下のエンチャントによる除去を基本としており、そのエンチャントの代わりとなる除去として《遺棄の風》を見つけたからセレズニアで行く踏ん切りをつけたのですが…
デッキリスト作成後、提出段階でその事に気づき、デッキを今更変更するわけにも行かないので急いで適当なカードに入れ替えて大会に臨みました。
いやはや、事前準備って大事ですね。
そんなこんなで、使用したリストは若干の変更を加えてこんな感じになりました。
除去無い。
モダンの強み無い。
もういい?
《秋の騎士》の代わりが《ドロモカの命令》はまだ分かるとして、《遺棄の風》の代わりが《ガーディアン・オヴ・フェイス》って…
悲しいですね。
それでは、次にこのリストで戦った相手とその戦績について見ていきましょう。
1回戦 vs ガルガドンバランス 〇〇
まずはvsガルガドンバランスでした。
《大いなるガルガドン》と《均衡の復元》を合わせることで、相手のリソースを根こそぎ奪いつつ9/7速攻をぶん投げる昔懐かしデッキですね。
今はどちらかと言うとレガシーの方が有名でしょうか?
モダンホライゾン2で《断片無き工作員》を手に入れたことにより、《均衡の復元》を150円以下でカスケードすることが可能になりました。
メインデッキを《不許可》や《火+氷》のような3マナ以上の妨害呪文で構成し、隙を見てバランスコンボを打ち込むと言った感じでした。
勝った理由は、ぶっちゃけお相手の土地が軒並みダメランだったことによるダメラン死です。
はい、この間も言った通りこの大会での3色以上のデッキは、土地基盤が非常に弱くなります。
特にこのデッキは打消しや全体火力を多く採用しており、それらがそれぞれダブルシンボル以上ばかりであったため、非常に見ていて痛そうでした。
また、レア以上かつ150円以下のドローソースがほとんど存在せず、今回はさらに3マナ以上と言う制約もついていたため、そもそもキーパーツを引き込めずにもじもじして負けてしまうパターンが多いように感じました。
やりたいこととできることの狭間で板挟みになる、この大会の神髄を見せられている気がする初戦でした。
2回戦 vs シミックコンボ ××
2回戦目はシミックカラーのコンボチックなデッキでした。
勝ち手段が大きく2つあり、まず一つ目は待機呪文を駆使して1ターン中に何度も呪文を使い、《大嵐の咆哮、スラスタ》を早期着地させてぶん殴る戦術。
もう一つが、《シミックの隆盛》と+1/+1カウンターを組み合わせて、特殊勝利を狙う戦術です。
このデッキ、とにかくデッキの中のカード同士がシナジーで強く結ばれており、例えば《大嵐の咆哮、スラスタ》の早期着地に使用する《凶暴な召喚》は《シミックの隆盛》とも相性が良く、また《培養ドルイド》のようなクリーチャーを採用することで、+1/+1カウンター自体を有効活用するようにデッキを組まれていました。
まるでパイオニアのラクドスアルカニストを見ているかのようなシナジーの美しさと完成度であり、正直負けるべくして負けた感じがします。
ちなみに《遺棄の風》が無いので、《大嵐の咆哮、スラスタ》が出たらこちらはゲームセットです。
デカブツの除去手段が全除去以外無い。
ちなみにこの方、堂々の優勝を飾っておられました。
《独房監禁》を貼って護身完成したエンチャントレスに対し、《研究体》を唱えて《シミックの隆盛》に40個の成長カウンターを乗せた時には感動しましたね。ええ。
次回はこんなシナジーマシマシの美しいデッキを作りたいなと思った私でした。
3回戦 vs ブルー(シミック)スティール ××
事前にデッキレシピの公開がされていたため、リストを記します。
このデッキとマッチしたことにより、私が当初抱いていた、いわゆる「参加者のデッキは大体パイオニアの延長線上レベル」と言う認識が改められました。
ほう…2017年辺りのゴリゴリのモダンデッキですか…大したものですね
オイオイオイ死んだわ俺
パイオニアレベル?そんな馬鹿な。
《大建築家》から《磁石のゴーレム》。《断片無き工作員》から《マイアの超越種》。
暴力。暴力。暴力。
俺がやっているフォーマットはモダンなんだ。当り前じゃないか。
これに関しては考察が足りませんでした。
ヴィンテージでは制限カードの《磁石のゴーレム》君がマジできつかったです。
いやもう本当に…勘弁してください。
除去も展開も1マナ重くなり、がったがたにされて2/5/6に踏みつぶされました。
このデッキと対面してから、次回参加する時のデッキは、もっと殺意を間隙にねじ込むようなものにしようと考えました。
思考がパイオニアからモダンへスイッチした感じです。試合から、命の取り合いへと切り替わりました。
いやぁ、一番ボコボコにされたはずなのに、なんだか一番楽しかった気がします。
やっぱりモダンはこうでないとね。
最後に
残念ながら結果は1-2とそこまで良いものではありませんでしたが、久しぶりに昔の相棒を回すことができて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
次回の開催も考えているとのことだったので、次の開催に向けて自分が使おうと思っているデッキを紹介します。
今回、コンボの立ち位置が良かった(除去のスロットがあまり質の良いものではなかった)こと、やはり2色がちょうど良いこと、殺意は大きい方が良いことなどを鑑みて、はじき出した結論はこちらのデッキになります。
《ザルファーの魔道士、テフェリー》と《知識槽》を同時に設置することにより、相手を行動不能にするロックデッキです。
主にEDHが主戦場のコンボとなりますが、《ザルファーの魔道士、テフェリー》が存在する状態で《知識槽》を出せば、打ち消しもファクト破壊もすべてを無視して着地が可能です。
除去も打消しも弱いこの環境では、凶悪なロック性能を発揮してくれることと思います。
タッチカラーは、《ザルファーの魔道士、テフェリー》と同様の働きを持つ《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》を採用するためにも、白が望ましいかなと思います。
《待機》や《風への放流》が実質的な除去カードとなるため、結構面白いデッキが組めそうな予感がします。
ファクト軸にするのか、コントロールっぽく動くのかはまだ決めていませんが、ビビッと来る構築にたどり着くまで、しばらく構築を練りたいと思います。
そんなこんなで「安レア杯」、楽しかったです。
皆さんもこんな素敵な大会が開かれるディスコードサーバー「MTG モダン会」に、是非参加してみてくださいね。
対戦卓も結構立っている活発なサーバーのようなので、気軽に参加して対戦できると思いますよ。