ぶんぶん杯~新旧旧神復活祭~解体新書⑤ メイジ編
お世話になっております。
最近ハースストーンよりデュエプレの方が面白いと思っている吉田と申します。
今回はメイジのデッキを考えていきたいと思います。
「現在流行りのアーキタイプを軸としたデッキ構築」「クラスレジェンドを軸としたデッキ構築」「旧神を軸としたデッキ構築」の3つの視点から、ぶんぶん杯でどんなデッキが使えそうなのかを見つめていきましょう。
現在流行りのアーキタイプを軸としたデッキ構築
現在、スタンダードのメイジには以下のアーキタイプが存在します。
最近のメイジ、なんだか色物ばっかりって感じがしますね。《魔力喚起》がナーフされたのはさすがに痛かったですか。そろそろ《ドラゴンキャスター》くらいは許してやっても良いと思うんですよね。
今回のぶんぶん杯では、メイジは《天文術師ソラリアン》や《シェンヴァーラ》が使用不可なため、デッキ構築も難航しそうです。
秘策メイジ
ついにスタンダードに上陸したワイルドのプリンスこと秘策メイジです。上がスタンダードの秘策メイジ、下がワイルドの秘策メイジとなっています。ワイルドの秘策メイジの勝率は何と驚異の71.4%。ガチ中のガチと言っても良いでしょう。
ぶんぶん杯では皆のあこがれ《アイスブロック》を貼ることができる上、《魔法学者》《メディヴの従者》《爆発のルーン》など往年の強カードが使えます。
《アルネス》《ダークムーンの預言者セイジ》がどちらも使えないため、息切れ防止策を講じる必要があります。
ノーミニオンメイジ
ノーミニオンメイジは、その名前の通りミニオンを一切使用しない構築が特徴です。
この構築により、《アペクシス・ブラスト》《力の源》のボーナス効果が発動します。主に上の《創造の力》や《極低温》でコントロールする「ちゃんと戦います型」と、下の《狂気のデッキ》と《粉砕されしクトゥーン》でイチャコラする「人生楽しいです型」の2つが存在しています。
ぶんぶん杯だと《粉砕されしクトゥーン》は使用できますし、《狂気のデッキ》も外部から持ってくる手段であればいくつかあります。
一つ問題点を上げるとしたら、《陽気なバーテン》の屠殺手段でしょうか。へへっ。
サイクロンメイジ
先の時代の敗北者、サイクロンメイジです。現在は一般的にサイクロンメイジとしてよく知られる上のリストと、《ヴァイオレット・スペルウィング》や《マナ・サイクロン》がエレメンタルであることに注目したエレメンタル型(下のリスト)が存在します。
細かいスペルを連打するデッキなので、ワイルドの《始原の秘紋》が一番輝くアーキタイプではないでしょうか。また、《ルビーの呪文石》《エレメンタル喚起》とも相性ばっちりです。
スクロマンスのレジェンドを軸としたデッキ構築
メイジのスクロマンスレジェンドをおさらいすると、以下の通りです。
最強です。《召術師の招来》を採用しているデッキであれば《ジャンディス・バロフ》、呪文ダメージが多いのであれば《ラス・フロストウィスパー》、スモールスペルメイジであれば《決闘術師モザキ》という当たり前のアドバイスしか出せません。
ぶっちゃけどのデッキにどのレジェンドを採用しても水準以上だと思います。
旧神を軸としたデッキ構築
メイジは呪文を使うのに長けたクラスですので、ヨグ=サロンやクトゥーンとの相性は良さそうです。また、実はエレメンタルやドラゴンと言った種族サポートも豊富なクラスです。
粉砕されしクトゥーン
ノンミニオンメイジのリストに採用されている通り、メイジであればミニオンでありながら呪文であるという特性を活かすことができます。
しかし、《陽気なバーテン》をどうこうする呪文がないため、さっさと引いてしまうほか《アペクシス・ブラスト》などを強く使う手段はありません。 クトゥーンパーツが入るということはそれだけデッキ枚数も増えて…と言ったジレンマが存在するため、うまく使用するにはひと工夫しないといけませんね。
運命の支配者ヨグ=サロン
呪文を多様するメイジと基本的に相性は良いですが、重めのスペルでどっしり構える系のデッキだとほかの旧神で良いような気がします。
ぶっちゃけ《ヨグ=サロンのパズルボックス》で事足りるような...
敢えて採用するならばサイクロンメイジのお願い枠でしょうか。
基本的にサイクロンメイジはめちゃくちゃして後はRNG任せで知ーらないって感じなので、このカードと親和性が高いです。
勝負の行方はとにかくRNGに任せる。ハースストーンと言うゲームを体で表すミニオンです。
頽廃させしものン=ゾス
メイジの断末魔はこれと言ってパッとするものが居ません。《パイロス》や《天文術師ソラリアン》が使えたらもう少し何とかなったとは思いますが...
他のデッキとの差別化が難しいため、メイジでこのミニオンを相方にするのはやめておいた方が良いでしょう。
深き淵の神ン=ゾス
獣・ドラゴン・エレメンタル・メカ・トーテム・マーロック・悪魔を復活させることができます。メイジの得意な種族であるエレメンタル・ドラゴンは言わずもがな、昭和のアーキタイプである「メックメイジ」を復活させてみるのも良いでしょう。
ただし、そこまで強力な種族持ちクラスカードがあるってわけでもないので注意が必要です。
放たれし激昂ヤシャラージュ
メイジに踏み倒し手段はほとんど存在しないので、よほどのもの好きでない限りは採用を控えましょう。
背徳の魔手ヤシャラージュ
新ヤシャを使いこなせる条件の「クラス変妖カードの強さ」と「《カーニバルのピエロ》を変妖できるか」の2つをメイジで確認してみましょう。
なかなか悪くないラインナップですね。《輪投げ》は言わずもがな、《花火のエレメンタル》も《デスウィング》ラインまで処理できる除去性能はぶんぶん杯において心強いです。
続いて《カーニバルのピエロ》変妖問題を見てみましょう。
変妖はうまく出来そうですね。《怪力男》も《極低温》《創造の力》で変妖できますし、ドローソースの豊富なメイジであれば変妖カードもうまく使いこなせるでしょう。
吉田が作るぶんぶん杯のメイジデッキ
今までの情報を踏まえて、僕がもしメイジでぶんぶん杯に出場するならどんなデッキを組むか考えてみました。
ドラゴン+《背徳の魔手ヤシャラージュ》メイジ
ドラゴンメイジを軸に、変妖カードをたくさん搭載した《背徳の魔手ヤシャラージュ》のデッキです。ワイルドカードは以下の5枚。
どうして中立の《伝承守護者ポルケルト》ばかりがレジェンド枠として採用されるんですか?
《カーニバルのピエロ》を変妖させるために、どうしても必要なんです。許して...
変妖カードがミニオンばかりなのに注目し、《亡霊の書》をうまく活用したいと思ってドラゴン軸のデッキと混ぜてみました。
少ないスペルで《ファイアブランド》の魔法活性を発動させ、さらに《輪投げ》も変妖できる《コバルト・スペルキン》は、このデッキの地味な重要ポジションです。ちなみにこいつから《退化の矢》を引けないと《ラトルゴア》でつみます。
エレメンタル+《粉砕されしクトゥーン》メイジ
《粉砕されしクトゥーン》のパーツを《エレメンタルの援軍》で引いてこれないかと考えたデッキです。ワイルド枠は以下の5枚。
僕にはこういったテクいデッキを作る才能がないみたいです。デッキ外リソースを持ってくる《マナ・サイクロン》と、デッキを掘り進めたい《粉砕されしクトゥーン》がかみ合っているようで全然かみ合っていませんでした。
《レイラインの操り手》でクトゥーンパーツのコストを下げられるのは良かったですが、如何せん1枚しかない《エレメンタルの援軍》を引けないとじり貧になってしまって…
回った時の理不尽な動きには自信があるので、使ってみたい人はこのデッキをひな型にいじくってみてください。
秘策メイジ
絶賛していたメイジのクラスレジェンドは使いましたか…?
最後はやっぱりこのデッキ、秘策メイジを紹介します。ダークムーンフェアで大幅な強化が入った秘策メイジですが、ワイルド枠でさらにテコ入れすることができます。ワイルド枠は以下の5枚。
《伝承守護者ポルケルト》最強!wクラスレジェンドなんていらなかったんや!
このデッキ結構気に入ってまして、手札の切れがちな秘策メイジの弱点を《伝承守護者ポルケルト》でひっくり返すことによって《ヨグ=サロンのパズルボックス》《運命の支配者ヨグ=サロン》につないで補うことができるんですよ。
ワイルド枠で秘策自体が強化され、相手の動きを阻害しながら顔を詰めることができます。
回した感じ、秘策をデッキから直接踏み倒すことが多く、ヨグ=サロンの車輪を回転させられないことが結構あったため、《秘策の番人》の枠を《魔術のタネ》なんかと交換しても良いと思います。ワンチャン《アイスブロック》とか拾えたりするかもしれませんし。
※《オカルト召術師》の採用を忘れていました。絶対入れたほうがいいです。
最後に
メイジは、相棒にする旧神によってデッキ構築が全然違ってきました。特に手ごたえがあったのは秘策メイジですね、やっぱり。
一人でぶん回して気持ちよくなりたい方、《伝承守護者ポルケルト》砕かずに持ってるよ~って方は是非メイジでデッキを組むことをお勧めします。