だらだらかーどげーむ

染め上げろ、隣の土地は赤く見えるぞ

【HS】天下一ヴドゥ祭カードレビューその5【元Wixossプレイヤーが語る】

こんにちは。

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はい、Wixossも一時期やっていました。

やめたのは《散華ウリス》を組んだときくらいですかね。

これはゲーム性の云々というより、ただ単に人口のいない辺境の地で

プレイしていたから、というのが大きな要因です。

優勝すれば1枚3000円位する通称「コングラ」カードが貰える大会に、

参加者僕一人とかザラですよ。うーん…って感じです。

取り扱いやめるお店も多くてなかなか厳しかったですね。

 

それでは早速行きましょう。

 

《前線崩し》

中立のエピックミニオン

7/5/10と恵まれたスタッツと血祭能力は相性が良く、場持ちのいいミニオンです。

「攻撃力が2倍」と言う点に注目し、攻撃力を上げてやれば加速度的に成長します。

その性質から《血の渇き》《岩穿の武器》などのバフ、

《疾風》《ウィンドスピーカー》などの疾風付与を持つシャーマンが

1番うまく扱えそうですね。

《祖霊の導き》で擬似破壊耐性も持たせられますし。

闘技場では処理に困る1枚になりそうです。

盤面の敵を掃除しているだけで相手にとっては厄介極まりない相手となるでしょう。

 

 

《ダ・アンダテイカ

中立のレジェンドミニオン

対戦中発動した味方の断末魔を3つまでコピーして所持できます。

《シルバーヴァンガード》と《不老不死の大祭司》を組み合わせると、

自身をデッキに戻し自身の効果で召集するらしいです。

1番現実的な使用例は「断末魔ハンター」に雑に突っ込むことでしょうか。

《デビルザウルスの卵》《クモ爆弾》《肉食キューブ》

《キャスリーナ・ウィンターウィスプラ 》とバ獣の断末魔のどれかをコピーします。

《肉食キューブ》はハズレ断末魔です...現在の断末魔ハンターはデフォルトでも

十分なパワーを持つため、オーバーキル感は否めませんね。

雄叫びで断末魔を獲得するため、「クエストプリースト」のカウントは

進まないんでしょうか?相性は良さそうですけどね。

「キューブウォーロック」で《従者》《ヴォイドロード》

《装甲虫》を得るのもそこそこ強そうです。

 

 

《グルバシの盛り上げ屋》

ローグのエピックミニオン

雄叫びを持つミニオンを発見し、1/1/1にして手札に加える効果を持ちます。

面白い効果を持ち、また1/1/1にするので状況に応じたミニオン

引っ張ってこれるでしょう。

最悪《デスウィング》リセットまでできるので最後まで

食らいついていけます。

弱点はローグのカードにしては珍しく普通の発見なので、

相手のクラスのカードをパクれない事です。

残念ながら「テスローグ」強化にはなりませんね。

 

 

《下僕採用員》

プリーストのコモンミニオン

自分が呪文を使うたびブロッカーを立てることのできる

非常にうざったいミニオンです。

今まで《熱狂する火霊術士》で行なっていたAoEをそっくり

そのままこのカードで代用することができそうです。

これにより《ケレセス公爵》を採用できる余地が出てきました。

目一杯増やして《心霊絶叫》で放り投げてやれば往年の

「イタチプリースト」顔負けのムーブができるかもしれません。

カードパワーが高いわけではありませんが、1番渡っちゃいけない

リーダーに与えられちゃったって感じですね。

 

 

モッシュオグのアナウンサー》

中立のエピックミニオン

5/6/5と恵まれたスタッツに50%で殴られないと言う効果を持ちます。

流石に攻撃が飛ぶのはこちら側の誰かだけですが、

6点火力を放置するわけには行かないでしょう。

確定除去の蔓延する構築戦ではあっさり除去されてしまうかもしれませんが...

やはりその真価を発揮するのは闘技場でしょう。

単体で悪くないサイズに加え、うまくいけば相当有利なトレードが

成立するかもしれません。

ピックに出てきたら優先して取りたいところです。

 

 

《ロアの紋章》

ドルイドのレアスペル。

ミニオンに+2/+4と挑発を持たせるバフのモードか、

3/2のラプターを2体召喚する《野生の力》の派生形ですね。

バフも3/2を2体召喚するのも両方無難で優秀な効果で、

盤面の取り合いを優位に進めることができるように仕上がっています。

現在は盤面の取り合いがほぼほぼ否定されているので思うような活躍は

できないでしょうが、環境次第ではそのスペックを遺憾なく発揮できると思います。

やはり選択カードということで、ワイルドで

《ファンドラル・スタッグヘルム》と併用して使いたいものです。

 

 

《オオアゴガメのシェルファイター》

中立のエピックミニオン

5/3/8と今回の中立もスタッツが優良です。

このミニオンは隣接するミニオンからの攻撃を自分に受け流すことが

できるので今回登場した脆い《精霊》シリーズを守ることができます。

精霊に限らずどのリーダーも守りたいミニオンは居るものです。

攻撃対象を変更するわけではないので《自動防衛マトリックス》の挙動は

攻撃対象となったミニオンにつきますね。

構築で採用するなら「クエスパラディン」でバフを重ねて盾にしたり、

「急襲ウォリアー」で激怒持ちで傷ついているミニオンをかばったり、

と言った使い方が考えられます。

5/3/8で出てきた《ウィッチウッドのグリズリー》と考えると…

どうなんでしょうか?強いでしょうか?

 

 

《分裂の幻術》

メイジのエピックスペル。

ここに来て新しい秘策が追加されました。

効果は殴られたミニオンのコピーを横に出すという

昔の《身代わり人形》に似たものです。

結構ケアが簡単にできてしまう秘策なので、どのミニオンが増えても

結構な痛手になる「秘策メイジ」での採用が主となるでしょう。

《キリントアのメイジ》から貼ってキリントアが増えても強いですし。

今まで容易に破壊されてきた《宇宙異常体》《占星術師ルナ》の生存確率を

上げてくれる秘策でもあるので、良い強化ですね。

《魔力の鍵屋》との相性は非常に悪いです。

コピーを出す、なので瀕死の状態のミニオンを殴られると、

出てくるミニオンも瀕死なのは気をつける必要がありますね。

 

 

《ズルジン》

ハンターのヒーローカード。

あからさまに証明写真ですけどもっとマシな背景なかったんですかね。

この対戦で使用したスペルを全てもう1度使用するというぶっ飛んだ効果を持つ

さすが10マナ…まさにレジェンド…と言った感じのカードです。

その代わりに装甲が5しかもらえなかったり、ヒロパは《影狩りアンドゥイン》の

ほぼ下位互換、場合によってはレクサーの下位互換になる場合もあるという

驚きの貧弱さです。まさに雄叫び全振りですね。

やはりこのカードの効果を最大限発揮できるのは「スペルハンター」でしょう。

秘策は全て貼り直し、盤面は狼と獣の相棒たちで埋まり、

殺しの命令と翼の暴風が飛び交うこととなるでしょう。

ダメージスペルは自分の顔に当たることがあるので、

ライフがきついときはあまり考えなしに使わないほうが良いかもしれないですね。

予想だとズルジンになった次のターンには

レクサーが永遠の狩りを始めていると思います。

「ミッドレンジハンター」には重すぎますし、「断末魔ハンター」は

秘策も貼らなければ場合を選ぶスペルばかりを採用しています。

「スペルハンター」にしか入らないと言ったほうが正しいかもしれません。

 

 

《モジョー使いジヒィ》

中立のレジェンドミニオン

互いのマナクリスタルの上限を強制的に5にしてしまう

今まで類を見ない珍しい効果を持っています。

「空の」とは書いていませんが「得る」とも書いていないので、

もし10マナで4マナ使った後にこのミニオンを出しても

マナクリスタルは空のままです。15マナ使える、ということはありません。

一見するとドルイドをメタるカードがついに!と思ったのですが、

ドルイドは後半になって腐ってしまった《野生の繁茂》《滋養》を

容赦なくつぎ込んでいけるわけですし、《世界樹の小枝》を折れば

大変なことになります。もしかするとこのカードを一番使いこなせるのは

ドルイドなのでは…と考えが180度変わってしまいました。

コンボデッキに対する時間稼ぎ、後数ターン待って欲しいときの

延命処置としては優秀そうですが、あまりに癖が強いので

なかなか使用方法を考えさせるレジェンドらしいミニオンです。

 

 

《サイの精霊》

ウォリアーの精霊。

急襲を持つ味方にそのターンだけ無敵をつける効果を持ちます。

無敵を持てばその返しに相手から除去される可能性は減りますし、

《ダリアス・クロウリー》はどんどんミニオントレードを

しづらくすることができます。

しかし、ウォリアーには《疾風怒濤》《レッドバンドスズメバチ》など

ダメージを受けてなんぼ、と言ったカードも多く存在するため、

使い所の難しいミニオンです。

採用するのであれば一緒に《出陣の道》などを使い、無敵を最大限

活かしていきたいですね。

残念ながらこの精霊は無敵ではないので死んでしまいますが…

 

 

《ブラッドセイルの吠猿》

ローグのレアミニオン

自分の味方の海賊1体に対し+1/+1修正をする急襲持ちということで、

低マナミニオンにしてはかなりの奇襲性を持ちます。

今回《シャークフィンのファン》や《ダフ屋》など優秀な海賊を

貰ったこともあり、同時に活躍が期待できるカードです。

しかし《フックタスク船長》とは相性が悪く、1/1で出てきてしまうので

せっかくの良さが全く発揮されません。

《ぶんどり部隊》との相性が良いので、「偶数ローグ」ではなく

「武器ローグ」の処理札としての仕事が似合っているのかもしれませんね。

 

 

《集団ヒステリー》

プリーストのレアスペル。

5マナの除去ということで、《乱闘》を思い出させるカードです。

全てのミニオンが殴り合うのでうまく行ったら相手のミニオン

すべて取ることができる、取れなくても致命傷は与えることができるなど

《乱闘》よりも勝る場面はありますが、反面《乱闘》と違い弱小ミニオン

生き残る割合も高くはないので《下僕採用員》のトークンを

たくさん出したからと言って相手のミニオン

必ず処理できるわけではありません。

全体的に見て相互互換といった感じです。

プリーストは《影の幻視》から絶対数を増やすことができるので、

コントロールプリーストが一層戦いにくい相手になることは

間違いないでしょう。

相手の血祭を発動させてしまう事があるため、注意が必要です。

逆手に取り自身の血祭を狙うこともできますね。

 

 

《内なる獣》

ハンターのエピックスペル。

昔からなんでハンターの低マナエピックスペルってのは

こう使いにくさが目立つんでしょうか…

自分の獣に少々のバフと擬似的な急襲をつける事ができます。

相手の顔を殴れないのは流石にやりすぎだと思われたのでしょうか。

相手のミニオンが大勢だと狙ったミニオンを殴れないので、

使い所は限られてきます。

ハンターには全体除去が限られるほどしか無いので

うまくその辺を調整していく必要がありますね。

自分の行動済の獣をもう1度殴らせることもできます。

顔を詰められないので、《ナックルズ》のようなミニオンが出ない限り

採用するデッキは出てこないと思います。

英語名の「Beast Within」は、M:tG勢の方には聞き慣れた名前かと思います。

 

 

《カエルのロア・クラッグヮ》

シャーマンのロア。

このミニオンを出す前のターンに使ったスペルを全て回収する

面白い効果を持ったロアです。

リソースの回復量は随一ですが、オーバーロードとは相性が悪く、

あまり連打するとこのカードを出せなくなってしまいます。

《ライトニングボルト》や《溶岩爆発》などバーストダメージを

叩き出すカードを実質2回使えるので、うまく使えばシャーマンも往年の

「アグロシャーマン」のような戦い方を行えるのではないでしょうか。

ワイルドに行けば《溶岩の衝撃》や《バリバリ!》がある分、

打点の伸びが恐ろしいことになりそうな反面その重いコストが気になりますね。

コントロール気味のシャーマンでは《サファイアの大呪文石》を

アップグレードした状態で回収できますし、《火山噴火》や《癒しの雨》

を回収するだけでもありがたいでしょう。

「シャダウォックシャーマン」はとにかくデッキを掘り進めたいため、

手札に加える系のカードはあまり欲しくない気がします。

手札に欲しいカードは《遠見》くらいでしょうか。

何にせよ、このカードもカードプールとともに成長を続けるミニオンなので、

長い目で見守っていきたいと思います。