ぶんぶん杯～新旧旧神復活祭～解体新書⑫ 新カード編
お世話になっております。
実はこの記事を書いている途中で保存できていないまま記事を全ロストしてしまい、ふてくされている吉田と申します。
今回は、新カードの実装でヤバそうなカード、それにより強化、あるいは新しく設立しそうなアーキタイプについて考えていきたいと思います。
ちなみに、あまりにも語ることのなさそうな弱いカードは省いていきます。
デーモンハンター
《イリダン党の予習》は《グルダンの髑髏》を発見できる可能性があるだけで採用価値が出てきます。
《フェルファイアの射手》は《マナ喰らいのパンサーラ》や激励持ちといった様々なミニオンと相性が良いです。0はマジでいけません。ラザで学んだはずです。
《フェルセイバー》はでかくなった《シリシッド・スウォーマー》といった感じで、上記の《フェルファイアの射手》とも相性抜群です。
このことから、アグロ軸のデーモンハンターに大幅なテコ入れが入ったと考えられます。
《幸運の魂の溜め込み屋》もめちゃくちゃ厄介な存在で、《魂の欠片》を埋められるカードが増えたことによって《魂石細工師》の発動が容易になり、《社会心霊学者マリシア》もかなりバリューを上げました。
生半可なデッキじゃ準備している間に殴りきられてしまいそうです。
ドルイド
《導き》は序盤にオーバーロードしたくないドルイドとしては、若干噛み合わない存在です。1枚しか手に入れないのであれば、マナを減らせる《自然学の予習》やプールの狭い《有意義な探検》の方に軍配が上がるでしょう。
《ドリーミング・ドレイク》は優秀な変妖ミニオンです。普通に投げても《獰猛なサル》、変妖すれば5マナ相当のスタッツとなります。《背徳の魔手ヤシャラージュ》軸のデッキ以外にも、《深き淵の神ン=ゾス》で使用できるポテンシャルさえ感じます。
《草攻凶花》は、これ1枚でスペルトークンデッキが組めてしまったという伝説のカードです。在りし日の《マーロックの戦隊長》バフが弱いはずありません。展開とバフを1枚でこなせるのもポイントが高いです。前のめりなスペルドルイドが当日顔を見せても、何ら不思議ではないでしょう。
これより、新ヤシャドルイドは更に強くなり、新たにアグロスペルドルイド(とはいえ多分《異境の乗騎売り》は入って来る)という選択肢が視野に入りました。
ハンター
《フェルファイアの射手》はハンターにとってはデモハンほど恩恵は大きくありません。0と1の間には天と地ほど大きな差があるからです。ヒロパサポートも《ドラゴンベイン》は使用不可、種族サポートもなし、特に採用したいとは思わないミニオンです。
《ボーラ・ヴォレイ》はジェネリック《大顎の噛みつき》です。《スレイト先生》が採用できるデッキなら採用価値はありますが、このカードが《スレイト先生》の採用理由にはなりません。端的に言うと弱いです。
《鞍職人》は、定期的に与えられるハンター334シリーズの1枚です。手札から獣を出すと獣が追加される効果は、マナがたくさんないと活かしにくいものです。《スプリング・ポー》や《ダイアモール》を採用できるデッキならワンチャン感じますが、強くはないと思います。1マナ休眠とかならマナたくさん使えて良かったのにね。
これより、ハンターのデッキに特に変更は加わらないんじゃないかなと思います。可哀想。
メイジ
《氷河のレーサー》はぶんぶん杯だと(でなくとも)とても弱いと思います。下手にエレメンタルとか持ってなくてよかったです。
《封印されしフェニックス》は呪文ダメージ+ミニオンの弱点である「出したターンに呪文使いたいけどマナあんまり残ってないよ」問題を解決した素晴らしいミニオンです。《エレメンタルの援軍》を達成できるのも加点ポイント。
《マナビスケット創造》は、何もしないと書かれています。しかし、手札に《マナ・サイクロン》が居たり、盤面に《魔法使いの弟子》《決闘修士モザキ》が居ると話が変わります。1枚で2枚分、いやそれ以上です。
これより、《マナ・サイクロン》《決闘修士モザキ》搭載のスモールスペルメイジが作られるかも？と考えられます。疑問形なのは、スタンでも相当扱いが難しいらしく、果たしてぶんぶん杯で形になるのか全くわからないからです。
パラディン
《バリケード》は《決闘だ！》に引っかからない序盤中盤の穴埋めスペルとして非常に優秀です。《聖域》なんかも達成しやすくなります。
《ラリー！》は《貪欲な読書家》の蘇生に使える、同時に出るため《大義》《ダークシャイアの管理官》と相性がいいなど、アグロと相性の良い効果になっています。
《神罰の聖典》は、ちゃっかり聖典です。合計15点分の火力、回復はアグロを封殺し中途半端な相手を殴りきれます。《怪力男》や《カーニバルのピエロ》の採用は諦めるとしても、《背徳の魔手ヤシャラージュ》を採用する価値が出てくる1枚です。
これより、アグロパラの可能性の拡大、ビッグパラディンの地味強化、新ヤシャミッドレンジパラディンの実用化が考えられます。アグロパラとビッグパラはそれでも実用に足るレベルまで昇華されたとは思えませんが…30点分武器振って回復してくるパラディンは流石に強いと思いますね。
プリースト
《ヒステリー》
《ラリー！》は《実験台》《光熱のエレメンタル》《ナズマニの血紡ぎ師》だったり《ノースシャイアの聖職者》《熱狂する火霊術師》《苦痛の侍祭》の蘇生に使える、コンボ垂涎の激ヤバカードです。
これより、ぶんぶん杯当日に《ヒステリー》が逝ってなかったらSEKAI NO OWARI、実はコンボ(ミラクル)プリーストももの好きな人は使う程度の強化を受けていると考えられます。
ローグ
《ニトロブースト毒》は令和に蘇った《ティンカーの刃研ぎ油》です。おそらく本家も採用したアグロ武器ローグが、律儀に旧神入れてる人たちをボコボコにする様子が手を取るようにわかります。
《ときめきインチ騎手》は3/3ボディに2マナ踏み倒しと1ドローがついてなんと3マナです。では問題です。5点回復5ドローは7マナですが、5点装甲5点ダメージ5/5召喚5ドローは何ターン目に撃たれるでしょうか？答えは5ターン目です。
これより、《脳天直撃ガール》を含めた出張秘策セットの一般化、それすら採用されない爆速アグロローグの超強化が考えられます。エンジョイしたい重た目構成の皆さん、気を引き締めてくださいね。
シャーマン
《導き》は《ベロベーロ》を採用するような、おやつ感覚でオーバーロードしておきたいシャーマンの強化です。仕様なのかはわかりませんが、《雷雲》《自由なるエレメンタル》の効果が発動しなかったのでそのへんは気をつけてください。
《土砂崩れ》は《メイルシュトロームのポータル》感覚で使える全体火力です。顔に飛ばないので、使われるとしたらコントロール気味のデッキでしょうか。
《封印されしフェニックス》は、アグロオバロシャーマン期待の超新星です。《カエルの精霊》から連続してスペルをぶっ放す際、このスペルダメージ+がどれほど染みるか想像に難くありません。
これより、アグロシャーマンの爆発力の増加、コントロールシャーマンの地味強化が考えられます。コントロールシャーマンは1が1.1になったくらいの強化ですが、アグロシャーマンは舐めてると痛い目見ると思いますよ。
ウォーロック
《バックファイア》はドロー枚数のバグり方がえげつないスペルです。マジで頭いかれてます。ZOOにはちょっと重いとはいえ…いや採用されるか…ウォーロック組む際にはおそらくどんなデッキも採用されると思います。
《幸運の魂の溜め込み屋》は《バックファイア》で削れたライフを元通りにしてくれます。そしてなぜか変妖で1ドローできます。最近のM:tGじゃないんだからさ。
《ヒステリー》は、プリーストの影に隠れては居ますが、ウォーロックのOTK報告もあちらこちらから上がっています。《寝返り》で《ネフェルセト・スラッシャー》を渡すルート、《マキアゲール・ク・ロコー》でミルする型など研究が熾烈を極めています。マジでナーフしてくれ頼んだぞアヤラぁ！
これより、全ウォーロックのドロー力向上・魂の欠片供給問題の緩和が考えられます。今回の追加カードでローグの次に強くなったクラスだと思います。当日ウォーロックと当たったら身構えましょう。
ウォリアー
《ニトロブースト毒》はローグ同様非常にパワーが有るバフカードです。特に現在のウォリアーは《封印されしガナーグ》《剣食い男》のように、攻撃力3の武器を装備することに長けています。これに攻撃力+2をすると、そのまま《斧刀講》までつながってしまうため、攻め手が途切れづらくなるでしょう。
《甲鉄》はテンポ・コントロール両方ともに採用の検討できるミニオンです。《深き淵の神ン=ゾス》から復活したときにちょっと弱いですが、2ターン目ヒロパ→3ターン目4/6は流石にテンポの鬼です。2ターン目に装甲2が削れるヒーローなんて限られていますし。
《バリケード》は、ビッグウォリアーやコントロールウォリアーに採用が検討できます。特にビッグウォリアーは邪魔なミニオンの採用を減らしつつ中盤のボードを作れるため、入れない手はありません。
これより、テンポウォリアーのプッシュ力の強化・遅めのウォリアーもしっかり強化とWin-Winな強化が考えられます。主力級の強化ではありませんが、ウォリアーを選択する動機になり得る位の物は貰えました。
中立
《鎧売り》はワイルド枠を使わない《超うざい調剤師》です。耐えきるデッキが採用するとは思いますが、パワーが2あるのとないのでは2マナを取れるかどうかが変わってくるので、あくまでジェネリックです。一応ウォリアーとの相性は本家より良いです。
《カニライダー》は序盤のボード争いに強いミニオンであり、またマーロックとして《深き淵の神ン=ゾス》から復活させる先になります。コントロールが使うのも良いですが、こいつの真価は《ニトロブースト毒》と合わさったときに発揮されます。
《暴走ブラックウィング》は、招集したターンから効果を発揮してくれるデカブツとして踏み倒すのにもってこいのミニオンです。また、ドラゴンを持っているため《深き淵の神ン=ゾス》の復活対象です。
これより、コントロールがしっかり強化されつつもやっぱりアグロも強化されてると考えられます。なんというか、装甲を得るとか盤面確定で飛ぶ9点とか悪くはないんですけどね。2ターン目にタフ4の疾風が置かれたら流石に除去できないと思うんですよ。
結論
今回の追加カードで、どう見てもアグロがめちゃくちゃ強化されています。
そのため、みなさんぶんぶん杯に参加するデッキは気持ち多めに装甲・回復リソースを入れましょう。枠があれば武器破壊を差しておくと安心です。
それか、アグロを使って誰よりも早く轢き殺しましょう。
最後にもう一回。
さっさと《ヒステリー》ナーフしてくれ。
