【ポケカ】僕が「初めて」組んだデッキ【子供の初めて、大人の初めて】
こんにちは。
昨日はポケカを始めた経緯と、これまでの軌跡を話しました。
今回は、実際に僕が組んだデッキの紹介です。
本題、と言ったところでしょうか。
題名の「初めて」組んだデッキという言葉。
確かにポケカで遊んだことはあります。
しかし、僕は正しい意味での「デッキ」を組んだことはありません。
いわば遊んでいたのは「紙束」。
少ない資産と乏しい知識で組み上げられた悪ふざけに過ぎません。
デッキというのは、勝つために、相手を薙ぎ倒すために作り上げるものです。
「子供」の頃は持たなかった「金」と「情報」を手に、作り上げた「デッキ」。
それがこちらです。
はい。
端的に紹介すると、人のデッキをまるっとパクりました。
Twitterで🔍「ポケカ 優勝」と調べて適当にフリックしたら出てきたリストです。
誰が、どの大会で優勝したかまでは覚えていませんが、『デッキレシピに著作権はない』と僕の敬愛するデッキビルダーの方も言っておられるのでそのまま載せます。
知識だとか情報だとか言ってきましたが、これまでポケカに全く触れていない僕が戦えるデッキを組むにはこれが一番です。
誰かが研究し、誰かがプレイし、練り上げられた情報が結果となってTwitterに挙げられる。
この情報はほぼ間違いなく正しいものです。
これを握ればなんとかなるでしょう。
このデッキの切り札となるカードは「ピカチュウ&ゼクロムGX」。
TAG TEAMと呼ばれる最強クラスの重火力カードです。
ポケカと言うゲームは「サイド」と言ういわばデュエマで言うシールドが6枚設けられているのですが、このサイドはポケモンのHPが0になることで割れます。
トレーナー本体を殴るのではなく、それこそ相手のポケモンを6体すべて倒したら勝ち!、と割と原作準拠のルールとなっているのです。
デュエマと逆なのは「バトルに勝てば自分のシールドをとる」こと。
なぜか優勢なプレイヤーがもっと優勢になるんです。
それでバランス取れているっぽいので不思議ですよね。
そのサイドですが、ポケモン1体につき1枚のサイドが基本にもかかわらず、負けるとサイドを2枚、すごいものだと3枚取られるかわりにかなりの高パフォーマンスを期待できるカードもあります。
それが「GX、EX」ポケモンです。
この間紹介したこいつもその一つです。
十年以上も前からあるシステムなので、そのへんのバランスもきちんとわかって制作しているようです。
うちの切り札、ピカチュウ&ゼクロム(以下、ピカゼク)はその最上級、TAG TEAMです。
つまり、こいつが240点ダメージを受けてKOされると相手は3枚サイドを取ることができます。
6枚取ったら勝ちのサイドを3枚持って行かれる。
これはつまりM;tGで例えると《正気泥棒》を2回殴らせたのと同じくらいのヤバさ。
WIXOSSで例えると《フォーカラー・マイアズマ》を撃ったのがウリスだったくらいのヤバさ。
Hearthstoneで例えるとアグロデッキを握ったのにハゲが一人たりとも生かしては置かないくらいのヤバさ。
ドラゴンクエストライバルズで例えるとおうえんピサロで我が血族を呼び出している間にレックスがレベル3まで育つくらいのヤバさ。
Shadowverseで例えるとロイヤルの5コストカードくらいのヤバさ。
これくらいヤバいんです。
でも大丈夫。削れてるのはライフです。
ライフが削れても致死量でないなら良い、死ななければセーフというのは、カードゲーマーな皆さんなら直感的にわかりますよね。
その分リターンも折り紙付き。
このサイズのポケモンが3エネルギーで撃てる標準打点、150点のジャブ技「フルドライブ」。
TAG TEAMはこのジャブ技に様々なおまけが付いています。
例えばさらなる火力を出したり、状態異常におかしたり、「弱点、抵抗力」を無視したり。
(弱点、抵抗力は本家ポケモンのように、受けた技のタイプで受けるダメージが増えたり減ったりするシステムです。
カード1枚1枚によって違い、弱点がないポケモンもいます。)
このピカゼクの技のおまけは、技を使ったあとに3つの雷エネルギーをデッキからポケモン1体に貼り付けることができるというもの。
知ってますか?
ポケモンカードはドローこそぶっ飛んでいるもののエネルギーを貼れる回数はターン1です。
エネルギーを加速するカードはデッキに1枚しか入れられなかったり、進化をして下準備をする必要があるんです。
でもこのカードは技を撃つだけ。
しかも、進化の要らないたねポケモン。
この加速により、もしピカゼクが倒されてしまっても良いように後続にエネルギーをしっかりチャージすることができるわけですね。
さらにこの雷タイプのポケモンたち、潤滑油なのに火力も計算できる優秀なカードが粒ぞろいなんです。
例えば、普通はエネルギーを消費するポケモンの「にげる」行為ですが、そのエネルギーを0にしてくれる「ゼラオラGX」。
エネルギー補佐も優秀です。
ポケモンながらエネルギーを加速できる「カプ・コケコ◇」。
M;tG脳では理解の追い付かない、有色軽減フィールド魔法「サンダーマウンテン◇」。
このような1ターン目から重火力のGXポケモンたちで「サイドが1匹やられるだけで2枚3枚取られるなら、複数やられる前に俺達はてめえらを6匹ぶっ潰す」
がコンセプトの、ジャンル分けすると超アグロデッキです。
もちろん弱点もあります。
例えばデッキで「GX」以外のポケモンは「サンダー」しかいません。
(あとは基本散っていく上記の「カプ・コケコ◇」。)
そこで、こんなカードを出されると容易に詰みます。
「ポケモンGX、EX」からの技のダメージや効果を受けない。
対戦ありがとうございました。
サンダーがサイドに落ちていた瞬間投了の鐘がなります。
鐘の音色は「オワオワリ」。
特性がなくなる。
「じんらいゾーン」のお陰で好き勝手逃げ回っていたうちのポケモンたちも、このカードの前では自分が地に落ちた鳥だと自覚してしまうでしょう。
「デデチェンジ」が使えないドブネズミは、50ダメージを与える機械として一生を過ごすのです。
もちろん強いデッキだからこそ、こういったメタカードは存在します。
なんならこのデッキは割と上位の方の、Tier1と言ってもいいレベルのデッキなので、このデッキだけのために「マーシャドーGX」を入れているデッキもあるくらいらしいです。
こいつは雷ポケモンの弱点、「闘」タイプでありながら、闘エネルギー無しで技を撃てる優秀なメタカードです。
なんなら、ピカゼクデッキがピカゼクデッキを狩るために入れていた時期もあったんだとか。
このカードゲームは対戦形式が基本BO1、サイドカード0の勝負なので、かなりデッキの相性差が浮き出てしまいます。
しかし、そのためにメタカードは多く、そのための補助もドローも強く設定されています。
このメタモンは何にでも進化できます。
これにより、5枚目の進化元を用意できるだけでなく、進化元を入れずに複数のメタ的な進化ポケモンを採用できるのです。
例えば上記の「アローラベトベトン」とこの「メタモン◇」を1枚ずつ採用して、必要なときだけサーチする、と言った感じです。
スロットを節約できるだけでなく、貧弱なたねポケモンがいつまでも進化できず飛び道具でやられてサイド献上、なんてことも減るわけですね。
レシピを調べていても『レシリザが憎いからヤドキングを採用しました』や『GX、EXポケモンが溢れているからこそ無人発電所を貼って「ベロベルト」でLOを狙う』と言ったメタが開発されていて、サーチが有用だと強いデッキでも危うくなるのだなと感じました。
友達と数戦やるだけでも、とてもいい調整ができていて、一見ぶっ飛んでいるようで戦略ゲー、奥が深い本格カードゲームだなと思えます。
サイド、というシステムも厄介で、かなりいい味出しています。
これによってゲームがパターン化しない、常にケアしたプレイングが要求されます。
サーチが多いので初ターンで対策を立てることができますし、初っ端から考えることは案外多かったです。
やっているうちにプレイングが洗練されていく感覚は、最近はあまり感じなかったカードゲーム初心者の楽しさを味わわせてくれました。
話が長くなりました。
次は「初のイベント編」でお会いしましょう。
ポケカ、本当にいいゲームですよ。