だらだらかーどげーむ

染め上げろ、隣の土地は赤く見えるぞ

【M:tG】デッキ未満の備忘録・モダン【赤緑エムラシュート】

お世話になっております。

 

本日も思いついたはいいものの纏まらなかった、デッキになる以前の卵たちを忘れないように記していきます。

《末裔の道》+《計算された爆発》

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 今回紹介するのは、mtg美麗イラストコンクールで常に上位に居座る《末裔の道》と、MH2で新たに渡されたぶん投げカードである《計算された爆発》のデッキ案です。

どちらも自分のデッキの一番上を公開し(計算された爆発は土地以外が出るまで順に公開、ですが)、そのカードが特定のカードであった時に能力を発揮するカードです。

大体この2枚を見れば察しのいい方は気づくでしょうが、もちろん狙うのは《引き裂かれし永劫、エムラクール》です。

《末裔の道》なら追加ターン+15点+滅殺6、《計算された爆発》なら素直に15点バーンです。

 

 

赤緑エムラシュートの強み

デッキは同じ役割のカードが8枚あれば成立する、なんて言葉は誰が言ったか覚えていませんが、上記の2枚のカードは発動条件こそ違うものの「エムラをトップに置く」事さえできれば後は大して変わりません。

1.デッキトップ操作の容易化

そして、今まで赤や緑では難しかったデッキトップの操作も、MH2のおかげで簡単に行うことが出来るようになりました。

そのマスターピースが以下の2枚。

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また君たちですか。

 

というわけでブレストこと《石なる知識》、それを持ってこられる《ウルザの物語》です。これらも実質8枚体制と言えるでしょう。

若干マナはかかってしまいますが、それでもデッキの上に積み込みをできるカードの中ではトップクラスの性能です。

気をつけなければいけないのは《ウルザの物語》の誘発タイミング。

英雄譚はドローステップの後にカウンターを乗せるため、アップキープに誘発する《末裔の道》に対して、即座に3章へと移行することは出来ません。

結構勘違いしがちなミスですので、皆さん気をつけましょう。

2.赤緑という色の強さ

この色を使うという時に、いやでも思い出してしまうのが《レンと六番》の存在。

現在は非常に優秀な1マナクリーチャーの採用が増えてきており、少し考えるだけでも《狡猾なこそ泥、ラガバン》や《ドラゴンの怒りの媒介者》、《下賤の教主(と《貴族の教主》)》などが思い浮かびます。これらは軒並みタフ1なので、きれいに《レンと六番》で処理することが可能です。

昔も強かったですが、最近はさらに勢いを増している気がします。

もちろん先手を取られると厳しいのですが...

また、赤はメインが非常に強いですがサイドカードが不足しがち、緑はメインだとどうしても自分の動きしかできないもののサイドカードが豊富であると、お互いにお互いの欠点を補ってくれるのも大きいです。

一発芸であるがゆえに打ち消しには弱いですが、《夏の帳》の存在が非常に心強く支えてくれますね。

《末裔の道》をどうやって発動まで持っていくか

この案をデッキにする時、やはりもっとも解決しなければならないのが《末裔の道》の誘発です。

いくらデッキトップにエムラクールを置いても、場にエルドラージが居なければ強制的にエムラクールがデッキの下に行ってしまいます。

そこで、場にエルドラージを出す方法をいくつか考えてみました。

1.「多相」を用いる

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この手のカードで最もプレイアブルなカードはやはり《変わり谷》でしょうか。除去されやすいとは言え、《レンと六番》で回収できることを考えるとかなりナイスなプランではないでしょうか。

時点でほぞである多相の《自在自動機械》も採用候補です。このこちらは先ほどの英雄譚の誘発タイミングの差から《ウルザの物語》で引っ張ってくるのはあまり現実的ではありませんが、例えば《大いなる創造主、カーン》を採用すれば、サイドから引っ張ってきてポン置きするみたいなことも考えられます。

赤緑のカラーを考えると、ストンピィプランとして《カメレオンの巨象》もまた「ギリギリ採用可能なのでしょうか…今のモダンで強いのかどうかはわかりませんが...

 

2.「エルドラージ・落とし子(末裔)・トークン」を用いる

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上記の5枚がこのデッキで使えそうなエルドラージトークンを作り出すカードです。

彼ら自身がマナクリーチャーなので、《末裔の道》が無い場合は《計算された爆発》のフラッシュバックなんかに当てちゃってもいい柔軟さがウリです。

《群れの誕生》は《変わり谷》が1枚あれば2マナで3体に増えますので、かなりコスパの良いカードのように思えます。《変わり谷》があるならエルドラージを別途用意する必要なんてないとかそういうのは無しです。

後はインスタントであり対応力もそれなりにある《歪める嘆き》も結構強そうです。

《目覚めの領域》《彼方より》は、コンボデッキ特有の速さを削る必要がある代わりに、安定感がかなり増すカードです。《末裔の道》の除去避けにもなってくれる...のでしょうか。

 結構どのカードを採用するかでデッキのタイプが変わりそうです。

 

3.普通にエルドラージを使う

最後はもうメインエンジンにエルドラージを使っちゃおうという案です。

一応モダンにも赤緑エルドラージというアーキタイプは存在しています。

《古きものの活性》を使用できる緑に、《歴戦の紅蓮術士》や《血編み髪のエルフ》、《レンと六番》といった優秀な赤を足したミッドレンジデッキです。

ただこのデッキは一応コンボデッキですので、優秀どころの《難題の予見者》や《現実を砕くもの》、後は少し重いですが《虚空の鏡》などの対策に《世界を壊すもの》、アドエンジン《終末を招くもの》のような単体でハイパワーなカードしか枠が無いように感じます。

エルドラージトロンのように《歩行バリスタ》や《作り変えるもの》と言った小回りの効くカードに割く枠は正直なさそうですね。

エルドラージを採用することで、コンボも狙えるミッドレンジ的な骨太なデッキになれそうな気はします。最もこのデッキに合ったプランかもしれませんね。

 

なぜこのアイデアはデッキ以下なのか

このデッキ案が没になった理由として、とにかく色マナが出ないことが挙げられます。

ほぼ確定スロットである《変わり谷》《ウルザの物語》に加えて、エルドラージを採用するのであれば《エルドラージの寺院》や《ウギンの聖域》も必要になってきます。

森版アーボーグの《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》が追加されたとはいえ、理想的な動きをするにはあまりにもマナベースが不安定すぎます。

《レンと六番》の強みである土地回収も、フェッチランドがあまり採用できないようであれば魅力半減です。

また、デッキを強化すれば強化するほど、コンセプトである「エムラクールを射出する」行為から離れていったことも没理由です。

いわゆる「そのカードをデッキから抜いて完成」ってやつですね。

コンボデッキと変に気張らず、レガシーのペインターのように決まればいいやの心持ちで戦うと言うのが正解のような気もしますが、せっかく見つけたコンボをないがしろにしているようでなかなか踏ん切りがつきませんでした。

 

最後に

 

このデッキは中型エルドラージを採用したストンピィチックなデッキにすべきなのか、それとも落とし子や末裔でお茶を濁しながらコンボするべきなのか。

残念ながら私にはそこまで結論を出すことが出来ませんでした。

ただ、MH2で確実な強化を貰っていることは間違いありませんし、とにかく《末裔の道》のイラストは美麗でプレイするだけで心が躍ること間違いなしです。

このカード、普通に買えば大体7~800円前後ですが、foilは20,000円近くします。

プロモの《適者生存》と同じくらいコレクションと実用性を兼ねる稀有なカードですので、もしこのカードのことが好きな方がいらっしゃれば、こういったアプローチもあったなと思い出してもらえれば幸いです。