【M:tG】アルティメットマスターズのカード公開!【その3】
こんにちは。
アルティメットマスターズのカード情報がまた公開されたらしいので、
見ていきたいと思います。
ペース早すぎて困っているので今回はざっと見ていくことにします。
ハースの新弾もありますし。
《ルーンの光輪》
カード1枚の効果をシャットアウトしてしまうエンチャント。
特定の1枚から身を守るので、相手の切り札が機能しなくなってしまいます。
統率者戦では無限コンボを1つ防ぐ程度じゃ止まらないこともあるので、
このカードを入れる枠はあまりなさそうです。
モダン環境はコントロールデッキが勝利条件をカードの効果1枚に頼っている
テーマデッキ相手への対策札としてサイドボードに忍ばせていることが多く、
現在晴れる屋さん価格で最安2880円と高価です。当たりレア枠ですね。
《突撃の地鳴り》
色拘束のきつい赤いエンチャント。
《大地の刃》のリメイクで手札の土地1枚を《ショック》へと変換できます。
このカードの使用先として、少し前にYouTubeの動画で
《続唱スワン》についての解説を見た気がします。
統率者戦では、不要になった山が手札に溜まりやすい
《巡礼者アシュリング》などで採用できそうですね。
現在晴れる屋さん価格で最安300円です。レア枠としては外れですね。
《ルーンのほつれ》
マナ要求をする2マナの不確定カウンター。
《マナ漏出》の相互互換で最初は完全下位互換ですが
後々墓地が肥えるとマナ要求量が恐ろしいことになっていきます。
地味に相手の墓地も参照するので、流行ったときの爆発力は凄まじそうです。
統率者戦は言わずもがなハイランダー構築なので
このカードを採用する理由が見当たりません。そもそも
マナ基盤がしっかりしているので確定カウンターを採用するでしょうね。
現在晴れる屋さん価格で最安180円。コモンとしては当たりですね。
《信仰無き物あさり》
赤い手札入れ替え呪文。
赤い軽量手札入れ替え呪文は様々な亜種が存在しますが、
基本どれも手札の量は増えません。
しかし、墓地を肥やせること、ソーサリーであること、
引いてから捨てること、フラッシュバックをもつことなどから
このカードはモダンでも頻繁に使われるイメージがあります。
統率者戦では《Wheel of Fortune》や《記憶の壺》など
少々重くともアドバンテージを取れるカードのほうが優先される気がしますが、
《二つ反射のリクー》等とにかく唱える回数を重視する場合などは
採用することもあるかもしれませんね。
現在晴れる屋さん価格で最安280円、コモンにしては爆アドですね。
《無謀なるワーム》
マッドネスを持つタイムシフトカード。
《尊大なるワーム》が次元の混乱で赤くなりました。
回避能力を持つとは言え、出すのに3マナかかってしまうのでは
若干重い気がします。《虚ろなもの》が優先されるのもわかります。
統率者戦ではまず使われることはないと思います。
現在晴れる屋さんで最安50円。コモンらしいといえばコモンらしいです。
《野生の雑種犬》
手札を捨てることで自身の色とパワーを変動させる犬です。
マナ入らずでプロテクションをすり抜けられる、黒い除去に耐性がある、
インスタントタイミングでP/Tを上げられる等かなり優秀な熊です。
殴って良し、ブロックして良しですね。
現在でもその強さは健在で、レガシーやPauperでも
愛用するプレイヤーが居るとのことです。
統率者戦ではまぁ使われないでしょう。
現在晴れる屋さん価格で最安80円。能力の割に安いですね。
《蘇生》
白では珍しい墓地釣り上げの呪文。
《生命の息吹》や《まやかしの敗北》の完全下位互換です。
注目すべき点は「初コモン収録」であること。
例によってめでたくPauper解禁です。
詳しくはありませんが《通りの悪霊》《クローサの大牙獣》なんかは
無理なく採用できそうですかね?
統率者戦では純粋な上位互換が存在することからも
採用されることはないでしょうね。
そもそも黒い釣り上げのほうが軽く使いやすいことが多いですし。
現在晴れる屋さん価格で最安50円。
Pauperの期待値を込めるならば当たりかもしれません。
《大あわての捜索》
青には珍しい手札の増えないドローカード。俗に言う「フリースペル」。
マナを使わないで自分のキーカードを探しに行く感じが
文字通り「大あわての捜索」っぽくて好きです。
新イラストも元のカードの特徴を引き継いでいていいですね。
ただしマナがたまに増えるのがこの手のカードの行けないところですね。
レガシーでは禁止だそうです。
マナが増えなくても、ストームを稼ぎながら次のカードを探しに行けることで
悪さをしたので、コモンでありながらPauperもイリーガルだそうです。
どこぞの金玉みたいですね。
統率者戦でも手軽に2マナ出る土地が存在するため、
パーツを揃えながらマナ加速、墓地肥やしに使用する場合があります。
現在晴れる屋さん価格で最安120円。やや当たりですね。
Foilはヴィンテージ、EDH需要で2000円を超えることもあるため狙い目ですね。
墓地のクリーチャーの数だけ大きくなる発掘持ちのクリーチャー。
モダンをぶっ壊し再度牢屋にブチ込まれたのは記憶に新しいですね。
やたらでかい、除去耐性持ち、除去しても何故か墓地を肥やして戻ってくる為
墓地を追放しないと根本的な解決にならないなどあらゆるデッキの
サイドボードを歪めた張本人です。
現在でも《復讐蔦》《黄泉からの橋》など墓地利用デッキは
猛威を奮っているだけに、二度と返ってくるなよって感じです。
統率者戦では墓地を6枚肥やしながら生贄コストになってくれる点を活かして
《ゴルガリの王、ジャラド》等に採用が考えられますね。
現在晴れる屋さん価格で最安500円。レアとしては中外れくらいですね。
ドレッジに在りし日のあの頃…
《強大化》
莫大なマナコストと引き換えに探査付きで打てるパンプ呪文。
とにかく軽くて修正値が大きいのが特徴で、
色拘束もゆるいためモダンやレガシーで詰めとして活躍しています。
統率者戦でも言わずもがな最高級品質のパンプアップ呪文です。
教示者やフェッチランドを多用するフォーマットなので、
探査を無理なく行うことができます。
《数多のラフィーク》を始めとした緑の殴りジェネラルには
必須級の1枚といえます。
現在晴れる屋さん価格で最安80円。
持っておいて損はないので、値段はしませんが狙い目といえます。
《滋養の群れ》
手札をライフに変換することのできる緑の秘技です。
カードを2枚使用してやっていることがライフ回復のみなので、
使用する場合かなりのディスアドバンテージを覚悟しなければなりません。
バーンにめっぽう弱い《死の影》デッキなどでは採用されることもあるようですが、
普通のデッキには《部族養い》等のほうが安定します。
もしこのカードを使うのであれば「秘儀」であることを活かし
「連繋」を狙う、くらいでしょうか。
統率者戦ではライフ回復なんてほとんど必要ありません。
ライフを得て勝つデッキも、おそらくライフを得る「だけ」の呪文を
採用するスロットはないと思います。
現在晴れる屋さんで最安10円、がっかりレア枠ですね。
《封じ込める僧侶》
白特有の超強い置物系熊クリーチャー。
釣り上げや《ナルコメーバ》のような蘇生クリーチャーを
完全にシャットアウトできます。
レガシー以下では主にサイドボードとして使われる他、
「白単エルドラージ」や「デスタク」などではメインからも積まれるそうです。
《霊気の薬瓶》はメタでもあり自身のキーカードでもあるなんて皮肉ですね。
統率者戦では入れておけば釣り上げはもちろん《浄化の戦術家デリーヴィー》
《虎の影、百合子》など環境でもちらほら見るジェネラルが
苦しむと思うので、自身が刺さらなければ入れ得カードのように思えます。
現在晴れる屋さん価格で最安2000円とレアとしては大当たりの部類ですね。
《トロウケアの敷石》
土地破壊に強い伝説の土地。
新枠の伝説カードはそれだけでアドバンテージです。
アンタップイン、平地カードであればいいので色々な色にタッチできる、
土地破壊は白の十八番なので効果も噛み合っている、と総じて優秀な土地です。
伝説であることから2枚以上置けないと思いきや平地に変わるので、
フェッチランドのような使い方もできます。
その優秀さからモダン、レガシーなど活躍の場は広いです。
統率者戦では《ハルマゲドン》などを使用するデッキで
一方的にアドバンテージを稼ぐことができたり、
伝説なので《艦長シッセイ》に組み込んでも良いかもしれません。
現在晴れる屋さん価格で最安2600円とこれも期待できるレアです。
《空召喚士ターランド》
青い《若き紅蓮術士》。
新枠の伝説は(ry
青は打ち消しやドローなど優秀なインスタントやソーサリーを多用できるため、
おまけで2/2飛行のドレイクを生み出せるとなればその破壊力は容易に想像できます。
少々重いのでクロックパーミッションというよりかはコントロール向けですね。
現在はヴィンテージのストームで使用されることもあるらしいです。
統率者戦では統率者に採用できるので、出してからドローと追加ターンを
連打する《トレストの密偵長、エドリック》のような戦い方ができそうです。
現在晴れる屋さんで最安50円と、レアなのに下手なコモンより安いです。
リミテッドでは強そうですけどね。
《失われたアラーラの君主》
賛美持ちの色々と豪快なクリーチャー。
なぜこれが飛行持ちでないのか色々問い詰めたいです。
能力は単体で完結していてタップもマナもいらないため、
これを場に出して誰かが単体で殴れば仕事ができます。
どんなオーラもサーチして踏み倒せるので、ここぞとばかりに
強力なオーラを詰め込みたいですね。
統率者戦では前述の《数多のラフィーク》との相性は抜群で、
昨日紹介した《エルドラージの徴兵》とのコンボは凶悪の一言です。
現在晴れる屋さん価格で最安180円と強烈な効果の割にお安め。
そのマナコストと少々やり過ぎ感のせいでしょうか。
《チェイナーの布告》
元祖「布告」除去。名前の由来です。
一言で言うとサクリ要求をします。
呪禁持ちやプロテクション持ち、破壊不能持ちに刺さる上、
重めですがフラッシュバックでもう1度唱えられるため、
カードパワーは高めです。
コモンで収録されたことがあり、Pauperで使用するデッキがあります。
統率者戦では《肉袋の匪賊》や《疫病作り師》等全体布告除去があるので
このカードの採用は難しいでしょうね。
現在晴れる屋さん価格で最安500円とアンコモンの中では良質です。
《新たな夜明けの印形》
クリーチャーを死から守る全体エンチャント。
何度もクリーチャーを使いまわせるので、
Cip能力やPig能力持ちと相性が良いです。
もともとレアでしたが今回アンコモンに格下げになっています。
統率者戦では統率者を回収して過剰に重くならないようにしたり、
エンチャントであることから《セラの聖域》と組み合わせたりして使えます。
現在晴れる屋さん価格で最安50円とアンコモン落ちしてよかったレベルの値段です。
《癇しゃく》
《稲妻》の完全下位互換火力。
赤は前述の通り手札を捨てるカードが多いため、
専用構築をすればほぼほぼ《稲妻》として使用できます。
モダン以下では本家《稲妻》が使用できるため、
主な戦場はPauperになりそうです。
統率者戦ではまず《稲妻》が論外レベルです。
お話になりません。
現在晴れる屋さん価格で最安80円。コモンにしては、って感じです。
《獣相のシャーマン》
《適者生存》を内蔵した緑のクリーチャー。
クリーチャーとして熊ボディを保ちながらシステム的にも優秀と
まさに非の打ち所のない性能です。
召喚酔いに影響される、1ターンに1度しか使えない、
使ったターンは殴れず殴ったターンは使えないなど欠点もありますが、
もととなったカードはレガシー禁止レベルの強さを持っているので
調整する上でしょうがないものだと思います。
統率者戦ではそのデッキの厚さ故にデッキに眠っているカードが
ほとんどなので、呼び出すカードとして役に立ちます。
また、エルフ種族なので緑のマナクリーチャーたちと相性が良いです。
総じて優秀なカードといえます。
現在晴れる屋さん価格で最安1280円と1パック戻ってくる価格なので、
レア相応の当たりといえます。
《荘厳な大天使》
自分の全てのクリーチャーに賛美を持たせる天使。
このカードは以前カーナベルさんでくじを買ったときに
一緒に購入したカードですね。確か400円前後だったような。
このカード自体が回避能力持ちでそれなりのパワーを持つので、
フィニッシャーとして活躍できそうです。
統率者戦では《信義の神オケチラ》に非常に噛み合ったカードだと思います。
僕もこの神様のデッキを組もうとしていました。
しかし、除去を入れると殴れなくなる、しかし白単なんて
除去以外やることがないと言うジレンマに襲われ計画が凍結しました。
着陸場所が分かればまた毎月EDHに投稿したいと思います。
現在晴れる屋さん価格で最安500円とそこまで変わっていませんね。
統率者線を嗜む人は何処かで使うレアなので損はないと思います。
《バザールの大魔術師》
こちらは有名な《Bazaar of Baghdad》のクリーチャーリメイク。
2/0/1と貧弱になりましたが、本家の爆発力はそのままです。
ドローを発掘に置き換えて1枚で何十枚も墓地を肥やします。
実際にスタンダードに存在したときはこのカードを用いた
「ナルコドレッジ」が優秀な成績を叩き出したそうです。
統率者戦では本家が使えるのでそっちが優先して使われるでしょう。
青い統率者が山札を掘りたいときは即効性のある
インスタントやソーサリーを唱えるでしょうし。
現在晴れる屋さん価格で最安200円といわゆるがっかりレアです。
《堂々巡り》
自分の墓地にあるカードの分だけマナ要求するカウンター。
自身もマッドネスを持つため、専用構築すれば青1マナで
ほぼ確定カウンターのように使うことができます。
コモン再録されたことがあり、Pauperでは《不屈の部族》でワンショット
をするデッキのカウンターとして採用されているらしいです。
統率者戦ではギミックを考えてまでこのカードを採用する価値はなく、
たとえ1マナで唱えられても《白鳥の歌》《頑固な否認》等のほうが
安定する場面が多そうです。
現在晴れる屋さん価格で最安400円とアンコモンにしてはお高めです。
今回はPauperプレイヤーも大満足のラインナップみたいですね。
《捨て身の儀式》
赤いマナを増やすカード。
《煮えたぎる歌》《暗黒の儀式》のようにこのターンだけ
マナを伸ばしたいときに使用されるカードです。
統率者戦では2マナでそのターンだけ3マナ生むくらいなら
0マナで1マナ生む《猿人の指導霊》のほうが優先されそうです。
現在晴れる屋さん価格で最安900円とアンコモンらしからぬ値段。
このカードの真価は後述のカードとのコンボで発揮されます。
《溶岩の撃ち込み》
秘儀を持つ代わりに顔にしか飛ばなくなったソーサリー版《稲妻》。
上記の《捨て身の儀式》とこのカード、《イゼットのギルド魔道士》で
5マナあれば無限バーンダメージが飛ばせます。
統率者戦ではこのカードのコンボを考えれば採用できないこともありません。
《イゼットのギルド魔道士》は単体で見ても良いスペックの持ち主ですし、
《竜英傑ニヴ=ミゼット》なんかには相性バッチリではないでしょうか。
現在晴れる屋さん価格で最安400円とこちらもなかなかのお値段。
《目覚ましヒバリ》
場を離れるとパワー2以下のクリーチャーを2体呼んでくるヒバリ。
「場を離れる」という文がミソで、ブリンクしても発動するので
《変位エルドラージ》や《一瞬の瞬き》で一方的に盤面を強固にできます。
また、このカードの絡む無限コンボもあります。
統率者戦では上記のコンボがゲームの勝敗を決するレベルの
パワーを持つので、主に白青を含む統率者で使用されます。
1枚1枚のスペックも高いですし、クリーチャーなので再利用が
簡単だというところも評価点が良い理由でしょう。
現在晴れる屋さん価格で最安400円とレアの中では少外れといったところです。
持っていて損はないカードなので、1枚なら当たりと呼べなくもありません。
《森滅ぼしの最長老》
緑の頑強持ちのファッティ。
Cip能力でパーマネントに何でも触れられる便利さ、
頑強で死んでももう1度戻ってくるしぶとさがウリです。
その能力から釣り上げや《だまし討ち》とは相性がよいので、
「スニークアタック」ではフィニッシャーとして使用されるケースが有るようです。
巨大なエルドラージも多く、それらには滅殺もあるため
現在はどうなっているかはわかりませんが…
統率者戦では+1/+1カウンターを乗っけて無限サクリ無限頑強を達成すれば
ほぼ勝利が確定するので、そういった統率者には無理なく採用できるでしょう。
無限を狙わないのであれば《テラストドン》などがライバルになってきます。
現在晴れる屋さん価格で最安500円とレア枠では少ハズレです。
《演劇の舞台》
②マナタップでどんな土地にもなれる土地。
特に有名なのが今回のボックストッパーズの目玉である
《暗黒の深部》とのコンボですね。
カウンターの数はコピーされないので、コピーすれば即座に
20/20飛行の化物トークンが出てきます。
統率者戦では《暗黒の深部》のコンボを決めたところで「だからなに?」
みたいな感じになってしまうので、活躍の場はなさそうです。
現在晴れる屋さん価格で最安500円と少ハズレ。
ネームバリューはそこそこなので、持っておいて損はなさそうです。
《黄泉からの橋》
死んだクリーチャーが2/2のゾンビになって戻ってくるエンチャント。
場にあっても仕事をセず、墓地にある間だけ仕事をする
エンチャントというのも珍しいですね。
モダンでは「ブリッジ・ヴァイン」と言うデッキタイプで暴れています。
《虚空の力戦》とのコンボも見逃せないところです。
統率者戦では対戦相手が3人いる関係上あまり優秀なカードには見えませんが、
《戦慄の復活》《陰謀団式療法》のサクリ元にするなど
使えないこともないのかもしれません。
現在晴れる屋さん価格で最安2580円と大当たりレアカードと言えます。
《黎明をもたらす者レイヤ》
毎ターン自分の墓地からクリーチャーを釣り上げる天使。
9マナトリプルシンボルとかなり重いですが、4/6飛行とそれなりの
パワーを持っています。
18年前のカードなので、パワーは流石に見劣りしますね。
最近同じドミナリア出身の天使が注目を集めています。
統率者戦ではジェネラル候補ではありますが、流石に白単色だと
墓地に送る手段もこのカードを出し維持する環境も悪そうなので、
いわゆる無理やりジェネラルにしたファンデッキとなりそうです。
現在晴れる屋さん価格で最安100円と外れですが、
これは新枠の再録伝説なので帳消しですね(適当)。
《ネクロマンサーの弟子》
《浅すぎた墓穴》が肉体を持ってリメイクされた姿。
召喚酔いの影響こそ受けるものの、やってることは《騙し討ち》と
ほぼほぼ変わらないため、2マナとしては優秀すぎるクリーチャーでしょう。
統率者戦ではその能力を遺憾なく発揮でき、
2マナで設置しておいて1マナで簡単に釣り上げを行える点を買われて
黒い統率者で採用できるでしょう。
クリーチャーであることはメリットにもなります。
現在晴れる屋さん価格で最安80円とレア枠としては大外れです。
さすがに当たったときは落胆しましょう。
《献身のドルイド》
《根の壁》のような特殊なマナクリーチャー。
このカードは普通にマナクリーチャーとしても利用できますが、
スタッツを下げることで2回まで多くマナを出せます。
その能力を利用して、《療治の侍臣》と無限マナコンボを発生させる
「カウンター・カンパニー」と言ったデッキタイプが存在します。
現在晴れる屋さん価格で最安760円とアンコモンの中では当たりの部類です。
エズーリを組む人は是非狙ってみてください。
《撹乱する群れ》
条件付き《意志の力》のようなカウンター呪文。
モダンではこういったタップアウトで使える打ち消し呪文に
更に厳しいデメリットや条件が付けてあるものが多いため、
比較的条件の緩いこのカードは今後活躍する機会が出てくるかもしれません。
統率者戦では《意志の力》でいい場面も多そうですが、
《精神的つまずき》《誤った指図》などピッチスペル自体が
優秀とされている風潮もあるため、採用して悪いことはなさそうです。
現在晴れる屋さん価格で最安1800円とそれなりの値段がついていますが、
株だと思う人は持っておくほうが得策かもしれません。保証はしません。
《大霊堂の戦利品》
デモコン理論で有名な《Demonic Consultation》をデチューンした一品。
サーチできるかライフが消えるかまさに運否天賦なカードで、
1マナで手札に呼び込める点においては《悪魔の教示者》をも
上回るコストパフォーマンスを誇ります。
モダンでは《ファイレクシアの非生》《天使の嗜み》を用いて
無理やり使用するデッキもあるらしいです。
統率者戦ではデッキの枚数が99枚もあるのに、1枚しか無いキーカードを
探すために使用できるはずもない気がしますが…
土地がサーチできる数少ない教示者のようなものなので、
最悪黒単色の土地事故防止くらいに刺すのも…ないですね。
現在晴れる屋さん価格で最安700円。結構するんですね。
《夜明けの宝冠》
条件付きとは言えマナレシオを無視したかなり強力なオーラ。
このカードを使用するためにはこのカード以外にオーラ呪文を
デッキに採用する必要があります。
オーラ呪文はもととなるクリーチャーが死ぬと一緒に墓地に行ってしまい
かなり効率の悪い強化手段だとされてきました。
しかしもとのクリーチャーが死ななければ良いということで、
呪禁持ちの軽いクリーチャーにオーラを貼りまくり、
化物を作り出してから一気に勝負を決める「呪禁オーラ」と言う
デッキタイプに採用されています。
統率者戦でもこのカードは大変優秀ですが、殴りジェネラルを使ってると
デッキに入れたいオーラの枚数なんてたかが知れているということに
気づいてくるものです。それに、殴りジェネラルに必要なものは
「飛行」「二段攻撃」「トランプル」であり、「絆魂」「先制攻撃」「警戒」なんて
本当に必要ないキーワード能力です。
正直このカードを採用したいなんて統率者はオーラの枚数が飛び抜けて多い
《雪花石を率いる者、ブルーナ》《霧を歩むもの、ウリル》くらいでしょうか。
現在晴れる屋さん価格で最安980円とレア相応のお値段です。
モダンで需要ありますからね。
《ぬめるボーグル》
1/1呪禁とシンプルな能力を持つクリーチャー。
上記の「呪禁オーラ」の要となる生物で、このカードを1ターン目に置ければ
最速3、4ターンほどで決着がついてしまうのではないかと言うほど。
色も混成シンボルなので出しやすく、また青も緑もオーラエンチャントが
比較的強いものが多いため恵まれていますね。
統率者戦で採用するのはおそらく敗退行為です。
現在晴れる屋さん価格で最安300円となかなかのお値段。
モダンだけでなくPauper需要もあるようです。
《ハイエナの陰影》
族霊鎧というキーワード能力を持った白いオーラエンチャント。
1マナで+1/+1修正に先制攻撃と《結束のカルトーシュ》を思い出す効果に、
破壊されても身代わりになってくれる置換効果がついています。
そもそも先制攻撃自体かなり破壊耐性を持たせてくれるので、
火力にも耐性がついた、と言った感じでしょうか。
これも「呪禁オーラ」のキーカードの一つです。
統率者戦ではもっと爆発力のあるオーラを使用します。
現在晴れる屋さん価格で最安100円とこれもコモンにしては上出来です。
《蜘蛛の陰影》
これも族霊鎧シリーズの一つで、緑のエンチャント。
上記の《ハイエナの陰影》の先制攻撃が到達に変わったバージョンです。
飛行を持つクリーチャーで、特に天使には絆魂を持つものも多く、
それらに対し先制攻撃を仕掛けながらブロックできるのは強そうです。
相打ちでもこちらは属霊鎧を脱げばいいだけですし。
統率者戦でも上述の通りです。
現在晴れる屋さん価格で最安150円とこちらもいい値段します。
《ヘリオッドの巡礼者》
Cip能力で好きなオーラカードを持ってこれるクリーチャー。
3/1/2と貧弱な体つきですが、必要に応じたオーラを持ってこれたり
自身を強化できるので構築次第では採用されるデッキもあるようです。
統率者戦では肉が付いている分サーチカードにしては3マナと重いので、
軽い《武器庫の開放》や自由度の高い《牧歌的な教示者》を
優先してしまいがちです。
《石鍛治の神秘家》とどうしても比べてしまいますね。
こちらと違いサーチ先が広くマナも加速できる点では勝っていますけどね。
現在晴れる屋さん価格で最安50円と安め。
「呪禁オーラ」デッキパーツの一つですが、こちらは何度か再録もされたため、
また必ずしも必要ではないためでしょうね。
《時を越えた探索》
「Dig」の相性で親しまれる探査付きの激重マジキチサーチカード。
2マナで《祖先の記憶》を打てるとあって、モダンはもちろん
レガシー、ヴィンテージでも採用されるようになりました。
金玉と同じようにこちらも現在ではモダン、レガシーイリーガル、
ヴィンテージでも制限カードに分類されています。
統率者戦では墓地を肥やす統率者じゃなくとも1回くらいなら
使用できると思うので、統率者が青いなら適当に突っ込んでも
良い活躍をすると思います。
じゃあお前誰なんだよ!!!!!!!
このイラストの絵違いお姉さんがDigの新規イラストで、もしかすると
25thの《精神を刻むものジェイス》のようにモダンもしくはレガシーでの
解禁再録なのでは…と発売が決まった当時からちまたでは騒がれていました。
もしかするとFoilにこの絵違いが含まれているとか…?
でもそれならボックストッパー抽選漏れの意味がわかりませんね。
誰かが《虚空の杯》なのでは…なんて言っていましたが
これも再録するならボックストッパーもんでしょう。
現在晴れる屋さん価格で最安450円です。
どこに言っても使えないのでは価値がありません。お金みたいですね。
《再誕のパターン》
宿り主のクリーチャーが死ぬと、デッキから好きなクリーチャーを出せるオーラ。
登場時、《アカデミーの学長》が使えたこともあって「レクターグール」
というデッキがこのカードを使用しワンショットを狙っていたそうです。
統率者戦では緑が使えるならばサクる手間が省ける分《野生の秩序》の
ほうが使いやすい気がしますね。エンチャントは脆いですし。
インスタントタイミングでサクれるのであれば、
びっくりワンショット!なんかも狙えるかもしれません。
現在晴れる屋さん価格で最安200円とがっかりレア枠です。
《絶望の天使》
《名誉回復》を内蔵したお坊さん天使。
初登場したのはギルドパクトの時ですが、オルゾフの指導者や
ギルドの構成員などを押しのけてポスターに居座ったほどのパワーがあります。
パーマネントならばなんでも触れられる為、リアニメイトや明滅で相手の
土地を根こそぎもぎ取っていく戦法が取られたらしいです。
とにかくこのクリーチャーをリアニメイトすることに特化したデッキは
「太陽拳」と呼ばれたとかなんとか。
どうしてでしょうね?僕には理解できません。
当時は《オルゾフの印鑑》があり、マナを伸ばしやすかったことから
4枚採用されるケースも多く、看板レアの時期もあったそうです。
レガシーでは「ショーテル」のピンポイントメタとして
サイドボードに入れられているそうです。
上位互換が出た今どうなっているのかは知りませんが。
統率者戦では上位互換の《灰燼の乗り手》ですら採用されることは
ないでしょう。
しかし、天使であるため《巨大なるカーリア》を統率者にすれば
その輝かしい栄光で勝利への道を照らしてくれるはずです。
現在晴れる屋さん価格で最安50円。みすぼらしくなりましたね。
よく見たらアンコモンに格下げになっています。
しかし、レガシー需要なのかFoilは1枚8000円もの値段がつくらしいので
ハゲが光ったらお得です。覚えておきましょう。
《燃焼》
非常にシンプルな名前のX火力呪文。
XX赤は火力としてはかなり効率が悪いです。
フラッシュバックコストはマナではなく手札を捨てることで
火力に変えられます。
先程出た《癇しゃく》と組み合わせると良いかもしれませんね。
こちらも手札を20枚溜め込んでフラッシュバックすればワンショットなので、
「続唱スワン」や「むかつき」で使用されたそうです。
統率者戦ではデッキ全部を引ききって2人ぎりぎり倒せるかどうか…
といったところでしょうか。
デッキを全部引ききれるならもう勝ちみたいなものですし、
引ききれないならこのカードの採用理由もないですね。
現在晴れる屋さん価格で最安250円とアンコモンらしいお値段です。
《ダクムーアの回収場》
発掘2を持つ世にも珍しい土地。
このカードのお陰で前述の《突然の地鳴り》のパワーが跳ね上がります。
《恐血鬼》とも相性が良く、エターナル環境では暴れたそうです。
統率者戦ではタップインという点でまず足を引っ張る、
黒に土地を破壊する能力が薄い、発掘2は少なすぎる等
様々な点で至らない部分があるため採用には至らないでしょう。
現在晴れる屋さん価格で最安300円。アンコモンらしいお値段です。
《今を生きる》
追加戦闘を1枚で2回も得ることのできるカード。
アンタップさせるクリーチャーは各戦闘につき1体だけですが、
警戒持ちだったりそもそも1体しか殴れないような状況では関係ありません。
賛美持ちを採用するデッキにも有効なカードです。
統率者戦では最強クラスの追加戦闘カードで、
基本ジェネラルさえ殴れればいい殴りジェネラルデッキには
ほとんどデメリットがありません。
もし《ギャンブル》に負けても使用できる点も良いです。
現在晴れる屋さん価格で最安200円と、レアとしての価値はありませんが、
赤い殴りジェネラルを組む際にはほとんど必須パーツとなるはずです。
《研究室の偏執狂》
敗北ルールそのものを破壊してしまう青いクリーチャー。
その圧倒的破壊力から「Doomsday Combo」や「サニー・サイド・アップ」
と言ったデッキで勝ち手段として使用されています。
統率者戦でも一定数見る勝ち手段の1つで、
無限ドローを全力で目指すデッキは恐ろしくコンボが決まる速さが
速いです。ですが、その分このクリーチャーが除去されたら終わり、
もう勝ちの目はないようなものなのでよくできていますね。
現在晴れる屋さん価格で最安950円とアンコモンにしてはなかなかのお値段。
やはり統率者戦を嗜むものとして、使う使わない以前に
持っておきたいカードですよね。
はい、というわけでレビュー終了です。
今日だけで何この量!?
めちゃくちゃ時間かかったんですけど!!!!?????
まさか10000文字を軽く超えるとは思いもしませんでした。
ハースの新弾情報レビューはまた今度です。
しかし、知らないカードについて調べたり歴史を辿っていくと、
今まで見ていたカード達の奥深さを改めて感じることができました。
知識もそこそこ増え、一層マジックプレイヤーになれたと実感しました。
わりとコンボのパーツはしっかりまとまって再録しているようなので
(呪禁オーラ、ドレッジ、マッドネス、スワンアサルト等)、
ドラフトも楽しめそうな予感がします。
12月7日、発売が楽しみです。