【毎月EDH】地上も空域も我らのものだ【報復するものオロス】
こんにちは。
突然ですけど、全体除去って打ちづらいものですよね。
特に自身が殴りジェネラルの場合、やっかいなクリーチャーがわらわら出てきても
自身のジェネラルが場にいると撃ちたくない場合がほとんどです。
でも…
『もし殴りジェネラルが全体除去能力を持っていたら…?』
メイン | マナ | 枚数 |
ルーンの母 | (白) | 1 |
石鍛冶の神秘家 | (1)(白) | 1 |
純鋼の聖騎士 | (白)(白) | 1 |
堂々たる撤廃者 | (白)(白) | 1 |
輝く槍のシルビア | (2)(白) | 1 |
静翼のグリフ | (2)(白) | 1 |
異端聖戦士、サリア | (2)(白) | 1 |
死体占い師 | (3)(黒) | 1 |
静寂の守り手、リンヴァーラ | (2)(白)(白) | 1 |
真面目な身代わり | (4) | 1 |
スレイベンの守護者、サリア | (1)(白) | 1 |
黄金夜の刃、ギセラ | (4)(赤)(白)(白) | 1 |
吸血の教示者 | (黒) | 1 |
悟りの教示者 | (白) | 1 |
摩耗 | (1)(赤) | 1 |
避難 | (1)(白) | 1 |
確実性の欠落 | (2)(白) | 1 |
コラガンの命令 | (1)(黒)(赤) | 1 |
苦渋の破棄 | (1)(白)(黒) | 1 |
野生の跳ね返り | (2)(赤)(赤) | 1 |
汚損破 | (赤) | 1 |
剣を鍬に | (白) | 1 |
ギャンブル | (赤) | 1 |
流刑への道 | (白) | 1 |
武器庫の開放 | (1)(白) | 1 |
ラクドスの魔除け | (黒)(赤) | 1 |
ボロスの魔除け | (赤)(白) | 1 |
悪魔の教示者 | (1)(黒) | 1 |
土地の寄進 | (1)(白) | 1 |
混沌のねじれ | (2)(赤) | 1 |
地震 | (X)(赤) | 1 |
土地税 | (白) | 1 |
ファイレクシア化 | (1)(黒) | 1 |
骨読み | (2)(黒) | 1 |
決闘者の遺産 | (2)(白) | 1 |
ファイレクシアの闘技場 | (1)(黒)(黒) | 1 |
セラからの翼 | (3)(白) | 1 |
魂の再鍛 | (3)(赤)(赤) | 1 |
命運の核心 | (3)(黒)(黒) | 1 |
永遠溢れの杯 | (0) | 1 |
魔力の墓所 | (0) | 1 |
金属モックス | (0) | 1 |
師範の占い独楽 | (1) | 1 |
探検の地図 | (1) | 1 |
魔力の櫃 | (1) | 1 |
バジリスクの首輪 | (1) | 1 |
太陽の指輪 | (1) | 1 |
通電式キー | (1) | 1 |
耽溺のタリスマン | (2) | 1 |
冷鉄の心臓 | (2) | 1 |
精神石 | (2) | 1 |
オルゾフの印鑑 | (2) | 1 |
ボロスの印鑑 | (2) | 1 |
友なる石 | (2) | 1 |
ラクドスの印鑑 | (2) | 1 |
巻物棚 | (2) | 1 |
連合の秘宝 | (3) | 1 |
統率者の宝球 | (3) | 1 |
饗宴と飢餓の剣 | (3) | 1 |
彫り込み鋼 | (3) | 1 |
彩色の灯籠 | (3) | 1 |
太陽打ちの槌 | (3) | 1 |
スランの発電機 | (4) | 1 |
金粉の水蓮 | (5) | 1 |
オパールのモックス | (0) | 1 |
梅澤の十手 | (2) | 1 |
灯の再覚醒、オブ・ニクシリス | (3)(黒)(黒) | 1 |
平地 | 2 | |
沼 | 1 | |
山 | 2 | |
血染めのぬかるみ | 1 | |
マナの合流点 | 1 | |
特別観覧室 | 1 | |
真鍮の都 | 1 | |
岩だらけの大草原 | 1 | |
悪臭の荒野 | 1 | |
戦場の鍛冶場 | 1 | |
偶像の石塚 | 1 | |
神無き祭殿 | 1 | |
新緑の地下墓地 | 1 | |
血の墓所 | 1 | |
沸騰する小湖 | 1 | |
湿地の干潟 | 1 | |
乾燥台地 | 1 | |
硫黄泉 | 1 | |
統率の塔 | 1 | |
樹木茂る山麓 | 1 | |
吹きさらしの荒野 | 1 | |
コイロスの洞窟 | 1 | |
ギルド魔道士の広場 | 1 | |
聖なる鋳造所 | 1 | |
汚染された三角州 | 1 | |
古えの墳墓 | 1 | |
溢れかえる岸辺 | 1 | |
精霊龍の安息地 | 1 | |
ヨーグモスの墳墓、アーボーグ | 1 | |
山賊の頭の間 | 1 | |
ジェネラル | マナ | 枚数 |
報復するものオロス | (3)(白)(黒)(赤) | 1 |
《報復するものオロス》のテキストはこちら。
ダメージが通るたび②白を払えば、白以外の
全てのクリーチャーに3点のダメージを飛ばせる除去持ちジェネラルです。
…わかります。白以外、というのがひっかかるところでしょう。
一応緑のマナクリーチャー、青いシステムクリーチャー、
色を持たないアーティファクトクリーチャーのような厄介どころにはきちんとダメージが通ります。
また白の含まれたジェネラルにダメージは通りませんが、
このデッキの単体除去は豊富なので問題ないと思われます(後述)
むしろ無差別でなく白以外という条件を活かしてやれば、
こいつの真価が見えてくるというものです。
・自陣を白いクリーチャーで固める
このデッキに採用されているクリーチャーは2種類を除き全て白いクリーチャーです。
これにより、こちらの陣営にはほぼほぼ被害を出さずに
相手にだけ3点を押し付けることができます。
白には優秀な置物クリーチャーが揃っているので、
これらが生き残るというのは大きなアドバンテージです。
・白くないクリーチャーはむしろ殺す
採用している2種類の白でないクリーチャーがこちら。
どちらもタフネスが3以下で、また死亡したときにドローする効果を持っています。
《真面目な身代わり》は出て美味しい死んで美味しい名脇役、
《死体占い師》も全除去を殴るたびに起動するオロスとは
非常に相性の良い効果を持っています。
青い色が入っていないジェネラル、中でも単体では殴ることしかできないジェネラルにとって、ドローのことは人一倍考えなくてはなりません。
少々引きすぎるくらいが案外ちょうどいいものです。
では、改めてこのデッキの回し方、パーツについて紹介していきます。
1.マナを伸ばそう
このデッキは土地を伸ばすマナ加速ではなく、
いわゆる『マナファクト』によるマナ加速を行います。
この辺はEDHでも見慣れた光景だと思いますので、飛ばします。
2.オロスを出して殴ろう
マナが加速してオロスを出す準備が整えば、オロスを着地させましょう。
このデッキは勝ち手段が全てオロスの統率者ダメージです。
出さないことには、殴らないことには始まりません。
《ギルド魔道士の広場》は、余計に1マナかかってしまいますが
オロスのパワーを7にすることができます。
これにより、統率者ダメージ21点を3回殴るだけで達成できるようになります。
《山賊の頭の間》と合わせれば、着地した次のターンには
二段攻撃を付与するだけで人が一人天に召されます。
各種オロス強化パーツの説明
《輝く槍のシルビア》《決闘者の遺産》
二段攻撃付与係。シルビアはいつもの《銀刃の聖騎士》とは違い、
相手にコントロールを奪われても安心安全大丈夫です。
色拘束が軽いのも3色デッキであるオロスにとっては追い風です。
《バジリスクの首輪》《ファイレクシア化》
両方とも、3点火力の効果を更に強力にするカードです。
接死を持てば3点火力に触れたクリーチャーはたとえエルドラージであっても死に絶え、
感染を持てばどんどんパワーとタフネスが蝕まれていきます。
さらに《バジリスクの首輪》はクリーチャーに3点与えた分だけ絆魂で回復でき、
《ファイレクシア化》は二段攻撃を1回決めれば人を沈めるポテンシャルをもちます。
単体でカードパワーがそれなりに高いのも魅力です。
《セラからの翼》
基本的に上記の《バジリスクの首輪》と用途は変わらず、絆魂を得る為のオーラ。
このデッキではライフを払ってドローする効果のカードを多く採用しており、
ライフの回復は意外と肝になってくる場合があります。
パワーを7に上げたり、ブロッカーとして立てられたりとこちらも4マナにしては
かなりいい強化効率をしています。
《饗宴と飢餓の剣》
殴りジェネラルならば絶対入れて損はしない剣。
戦闘ダメージを与えるたびに土地が全部起き上がるため、
スタックをうまく組めば展開した後でもオロスの②白コストを支払えます。
二段攻撃と組みあわせた場合もその都度土地が起き上がるので、
全体に安定して6点ばらまくこともできます。
《梅澤の十手》
ご存知ジャパニーズファッキンウェポン。
持ち主の手を離れてもクリーチャーを焼いたり、ライフを得たりと芸達者です。
もちろんパンプアップ能力も非常に強力で
二段攻撃と合わせると凶悪なバーストダメージが出ます。
《師範の占い独楽》レベルでとりあえず入れてみた枠の1枚です。
《太陽打ちの槌》
今回のお洒落ポイント+
今回このデッキを組んだ理由となる一枚。
武器としては珍しく、外して赤か白のインスタントが唱えられる武器です。
2マナで4マナのインスタントをデッキから唱えられることから、
かなりのアドを産める武器といえます。
このデッキにはこれから唱えられることを想定したカードが何枚か入っています。
《ラクドスの魔除け》《ボロスの魔除け》
両方共攻め、守りのモードが有り、非常に幅広いタイミングで使用できます。
《ラクドスの魔除け》は相手の無限トークン戦法に合わせて唱えればEZWin、
《ボロスの魔除け》は相手の全体除去に合わせて撃てば耐えることができます。
緊急時の回避に役に立つので、しっかりデッキの中身を把握することが大切です。
《野生の跳ね返り》
対象を取るインスタント、ソーサリーを2回自由に
対象に取ることのできるインスタント。
平たく言えば相手の呪文を2倍にしてパクる呪文です。
対象を取る呪文は『火力』『打ち消し』『ドロー』『追加ターン』と
非常に多くの種類があるため、まず腐ることはないでしょう。
特に追加ターンを2回奪えた日にはオロスと共に空を飛びたくなるはずです。
《確実性の欠落》
まさか赤白黒から打ち消しが飛んで来るなんて…と意表をつける1枚。
基本時間稼ぎにしかならないので、もう通ったら負けという場面に是非。
《苦渋の破棄》《混沌のねじれ》
クリーチャー以外の手広い除去呪文として採用。
素撃ちでも強いのに2マナで踏み倒せたらさらに強いはず。
《混沌のねじれ》は土地にも触れられる呪文なので、
攻撃を邪魔する土地が出てきたら迷わず起動していいと思います。
こういった『デッキに眠っていて欲しいカードたち』を
デッキの中に眠らせたままでいるために、今回も《巻物棚》を使用しています。
今回は《土地税》だけでなく《土地の寄進》も採用しているので、
手札増強にも一役買ってくれるかもしれません。
3.基本的なコンボ、動き
触ってみないうちは、どのカードをサーチしたら良いかわからないと思います。
一応僕がプレイ中、サーチカードでどのパーツを引っ張ってきているのかを
記したいと思います。
《悟りの教示者》→序盤:マナファクト
3、4マナまで伸びそうな場合:《ファイレクシアの闘技場》
《ファイレクシアの闘技場》は、想像以上に安定感のあるエンチャントです。
特に序盤から継続してドローできた時の恩恵は凄まじく、
展開を人一倍有利に進めていくことができます。
装備品などをサーチする前に、まずはこのドローソースを確保しましょう。
《武器庫の開放》→最優先:《饗宴と飢餓の剣》
次点:《太陽打ちの槌》等
饗宴と飢餓の剣は、オロスの効果を発動させながら擬似的なマナ加速ができる優秀な武器です。
これを装備することで、自分のリソース量を大きく引き伸ばすことができます。
次点ですが、黒緑剣以外は正直言ってそこまで重要度が
大きく離れているわけではありません。
相手によって持ってくるものを変えたほうが良いと考えられますが、
基本どの相手にも刺さるのは《太陽打ちの槌》でしょう。
《石鍛治の神秘家》のサーチ先も同様です。
《ギャンブル》《悪魔の教示者》も基本的に僕は
《饗宴と飢餓の剣》《ファイレクシアの闘技場》を引っ張ってきています。
《吸血の教示者》→コンボ:《魂の再誕》
このデッキはマナファクトが噛み合うと2,3ターンで手札が切れることも
おかしくありません。また、相手の手札も総入れ替えするので、展開の阻害やキーパーツを墓地に叩き落としたりと思いがけない収穫を得ることもあります。
なので、《吸血の教示者》を引いた場合は《魂の再誕》を持ってくるのも悪くないです。
奇跡コストで唱えられるので、2マナで《Wheel of Fortune》が起動できます。
ちなみにこのコンボは《巻物棚》でも使用できます。
4.おわりに
最後にデッキを組むにあたって気になったカードやデッキの中での代替案を提示して、
今月のEDHデッキ紹介を締めようと思います。
《苦心の魔女》+《圧倒的輝き》
《苦心の魔女》をオロスで殺し、《圧倒的輝き》を踏み倒してしまおうというコンボ。
1人を縛ってもしょうがない、直接的なアドを稼がない、手札事故の可能性がある、《苦心の魔女》自体が5マナと重いなど
様々な点で採用レベルではないと思ったのでボツにしました。
《焦がし》《真に暗き時間》
クリーチャーの色を白以外に書き換えてしまうカード達。
オロスの範囲が広くはなるものの、《焦がし》を撃つくらいなら
単体除去に回すほうが良いし、《真に暗き時間》は自分のクリーチャーを
巻き込むデメリットのほうが大きいと判断したのでボツにしました。
《八ツ尾半》
逆にクリーチャーを白に書き換えてしまうカード。
自分の赤、黒のクリーチャーを守れると思ったのですが、
別に採用したい赤、黒のクリーチャーもいなかったので一緒にボツに。
引けてないと守れませんしね。
《塵への帰結》《禁制品潰し》
アーティファクトとエンチャントに触れるカード。
《魔除け》シリーズを多めに入れたので、重くて範囲のかぶるこれらは
枠を追われる形となりました。
白が入っている割にエンチャント破壊が少ない気がするので、
枠ができれば《塵への帰結》は入れたいです。
《紅蓮波》《赤霊波》
青を許さないカード達。
赤単色の唯一の打ち消しであるとともに、
1マナで確定除去を打てる柔軟性が持ち味です。
おそらく範囲、《太陽打ちの槌》を考えて《確実性の欠落》と
枠を争うことになりそうです。
好みによって入れ替え可能だと思います。
はい、というわけで11月のEDHデッキ紹介でした。
今回はエンジョイ成分多めですが、それでもジェネラル本体が6/6/6飛行と
しっかりしたスペックを持っているので、あまり無理せずに
動いていけるデッキに仕上がりました。
相手がシステムクリーチャーを潰されて悔しがっている顔を見たいあなたは、
ぜひこのデッキを手にとって見てください。
今年もあと1ヶ月、次に上げるデッキが今年最後になりますね。
年末年始の何かをテーマにして組んでみようかなと思っています。